【12月20日 MODE PRESS】羽田空港で20日、JALグループが2013年1月から国際線に導入する新座席装着機「SKY SUITE 777」と、デザイナー丸山敬太(Keita Maruyama)が手がけた客室乗務員と地上スタッフの新しい制服を公開した。

 今回リニューアルされた制服は「JAL」「JEX」「J-AIR」「JAC」「JTA」「RAC」のJALグループ全社に導入され、従来はグループ内で異なっていた制服のデザインが統一される。また素材や縫製の見直しによる大幅なコスト削減を実現した。女性客室乗務員のデザインはロゴである鶴丸をモチーフに濃紺を基調としたジャケットとワンピースを採用し、鮮やかな赤色がアクセントとして随所に配色されている。

 客室乗務員と地上スタッフの制服デザインを手がけた丸山は「ファッションデザイナーとして制服をデザインすることは夢の一つ。機会を与えていただいてとても感謝しています。現場で働く方々にとって着心地が良いこと、そして誇りを持ちモチベーションを高め一体感を持って仕事ができることを第一に考え、多くの意見を取り入れてみんなで作った制服。おもてなしの心と日本人であるという誇りを持ち、世界を代表するエアラインになっていくという思いを込めてデザインすることができとても嬉しいです」と語った。また制服デザインについて「制服には集団美や機能美といった美しさがあります。機能とデザインの両立は凄く難しい問題ですが、デザイナーとしての技量が問われるという意味で楽しいこと。今後も色々なジャンルのものに挑戦していきたい」とコメントした。

 新デザインの制服は2013年の上期から導入される予定だ。(c)MODE PRESS