【9月25日 senken h】カタログ・ウェブ通販やショップで、ランジェリーや洋服、コスメなどを販売するピーチ・ジョン(PEACH JOHN)。その創業者として社長も務めた野口美佳さんは、日本の女性のための新しくて楽しい商品を通じてランジェリーの可能性を切り開いてきた。彼女に、女性にとってのランジェリーの魅力、ピーチ・ジョンの商品へのこだわりを語ってもらった。

■女性を内側から豊かに
―女性にとってランジェリーは
 洋服は表に見えるもの。だから人の職業によって着て良い服、駄目な服がある。一方でランジェリーは見えないから、一番自由なファッションだと思うんです。その保とのライフスタイルや気分に合わせて自由に選んでほしい。作る側も、「こういう人が着るのはこんなデザイン」といった固定概念を外して考えるようにしています。

―ピーチ・ジョンのこだわりは。
 ピーチ・ジョンでは、販売するブラジャーのすべてのサイズを、女性社員を総動員で着用してチェックし、修正しています。感覚に頼るので効率は悪くコストもかかるんですが、本当の着け心地の良さを確かめるにはやっぱりコンピューターよりも女性の体でないと。

―最近、イメージが変わってきた。
 これまでピーチ・ジョンというとセクシーなもの、挑発的なものが多かったんですが、今年発売してヒットした「ワークブラ」は、すごくシンプルな見た目で、着心地が楽で機能的。以前からこういう商品は提案したかったんですが、「ブランドイメージと違う、売れるのか」と不安視する声もあり、社内を説得するのには苦労しました。実際の人気を見て、シンプルなものへのニーズは高まっていると感じています。
 東日本大震災を経て、女性のマインドも変化したのでは。ピーチ・ジョンでも一時的に黒いブラジャーが売れなくなったりと、穏やかで優しくて、恐さがないものが求められるようになりました。ランジェリーは自由なアイテムであり、なおかつ女性の体に最初に触れているもの。楽しくて、着心地が良い商品を提供することで、女性を内側から豊かにしたり、気持ちを支えたりする。それもランジェリーも持つ力だと思います。

■チャレンジングなコラボも!
CROWS×WORST×PJ クローズ×ワースト×ピージェイ
20、30代男性に大人気のコミック「クローズ(CROWS)」「ワースト(WORST)」と、PJがメンズパンツでコラボ。作品の登場人物に最大限のリスペクトをはらい、「不良目線」でデザインした商品はディテールへのこだわりがいっぱいだ。

<インフォメーション>
ピーチ・ジョン/「元気・ハッピィ・SEXY」をコンセプトに、すべての「キレイになりたい・可愛くなりたい女の子」を応援しているブランド。
TEL : 0120・066・107

<プロフィール>
野口美佳(のぐちみか)/宮城県仙台市生まれ。94年、輸入インナーウェア中心の通信販売会社としてピーチ・ジョンを設立。同年、直営店としてピーチ・ジョンを設立。同年、直営店としてピーチ・ジョン・ザ・ストアをオープンさせる。以降、女心をくすぐる可愛くてセクシーなインナーを探し求めて世界各地を飛び歩き、次々とヒット商品を飛ばしてきた。現在はピーチ・ジョンCMO(最高マーケティング責任者)として活躍中。(c)senken h

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