【9月20日 MODE PRESS】フランスの美食ブランド「フォション(FAUCHON)」が今年で日本上陸40周年を迎える。これを記念し19日、都内・フランス大使館でプレスカンファレンスが開催された。ピンクカーペットが敷かれフォション色に染まった会場では、来日したミシェル・デュクロ(Michel Ducros)会長兼CEOの挨拶や新作発表が行なわれた。

■常に高品質な商品を

 1880年に創業したフォションは、1972年に日本に上陸し、日本橋高島屋に第1号店をオープン。代表製品である紅茶をはじめ、パンやスイーツなど洗練された商品、食文化が受け入れられ、ファンを増やしてきた。現在では髙島屋のほか、アサヒ飲料やスパイスのヱスビー食品など14のパートナー企業とライセンス提携し、豊富なバリエーションの商品を展開している。

 会見に出席した仏大使館のフフランソワ・グザヴィエ・レジェ(François-Xavier LÉGER)公使は、「この40年、フォションは歴代のどの大使よりも知名度が高く、フランスのイメージを紹介してきてくれました」と称賛。フォションのデュクロ会長兼CEOは「日本の消費者は世界でもレベルが高く、フォションの小売全体の半分を占めるマーケットです」とコメント。日本のパートナー企業への感謝ともに、今後も日本市場にあう高品質な商品を提供すると展望を語った。

■40周年にあわせた新作も登場

 この秋の新作では、上陸40周年を記念し「パリと東京のコラボ」をテーマにした商品が登場する。日本の伝統食材“赤味噌”を使ったカンパーニュや日本産の“カボチャ・サツマイモ”を練りこんだパン、海外でも人気の高い日本食材“抹茶”を使ったジャムや“ユズ”を使った紅茶などが発売される。パティスリーでは、日仏の代表的なアート「富嶽三十六景」と「モナリザ」をあしらったエクレアを再発売(過去に好評を得たものの復刻)。ケーキも日の丸と紅白のコントラストが印象的な特製デザインで登場する。新商品は10月2日から順次発売。(c)MODE PRESS