クルム伊達が初戦敗退、森田は2回戦で敗れる ウィンブルドン選手権
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小さくガッツポーズを見せる森田あゆみ(2012年6月27日撮影)。(c)AFP/MIGUEL MEDINA
【6月28日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2012)は27日、女子シングルス1回戦が行われ、クルム伊達公子(Kimiko Date-Krumm)は7-5、3-6、3-6でウクライナのカテリナ・ボンダレンコ(Kateryna Bondarenko)に敗れた。
出場選手では最年長の41歳で、現在世界ランキング82位のクルム伊達は試合後、全仏オープンテニス2012(French Open 2012)で痛めた左ふくらはぎのけがが回復せず、大会前にドクターストップをかけられたものの、1996年にベスト4まで勝ち残った同大会には特別な思い入れがあり、強行出場したことを明かした。
クルム伊達は、「3日前までプレーすることができず、医者から試合に出るべきではないと言われた。特に私の年齢を考えると、あまりにもリスクが大きかった。だけどウィンブルドンは私にとって特別な大会で、あと何年プレーできるか分からない。毎年最後のつもりで出場している。諦めたくなかったので、無理を承知でプレーした」と語った。
クルム伊達が敗退したことにより、大会第24シードで現在32歳のフランチェスカ・スキアボーネ(Francesca Schiavone、イタリア)が勝ち残っている選手で最年長となった。
また、同日行われた2回戦では森田あゆみ(Ayumi Morita)が6-7、3-6で大会第30シードの彭帥(Shuai Peng、ポン・シュアイ、中国)に敗れている。(c)AFP/Robin Millard