【5月23日 MODE PRESS】ウディ・アレン(Woody Allen)監督の最高傑作とも呼び声の高い映画『ミッドナイト・イン・パリ』が5月26日からいよいよ日本で公開される。「ニューヨークに住んでいなかったとしたら、僕が一番愛する街はパリ」と言う監督が42作目にして初めて全編をパリで撮影した至福のロマンティック・コメディ。美しい街を舞台に、豪華キャストが奇想天外で魔法のように胸躍るストーリーを繰り広げる。

 主人公のギル(オーウェン・ウィルソン:Owen Wilson)は、ハリウッドの売れっ子脚本家で婚約者のイネズ(レイチェル・マクアダムス:Rachel McAdams)と憧れのパリに旅行に来るも、本格的な作家への転身やボヘミアンな人生を夢見てどこか満たされない。ひとりで散歩していたある夜、0時の鐘とともに現れた車に導かれ、芸術と文化が花開いたゴールデンエイジ(1920年代)にさまよい込む。そこには、ヘミングウェイやフィッツジェラルド、ピカソなど高名な人物ととともに、魅惑的な美女アドリアナ(マリオン・コティヤール:Marion Cotillard)が現れて・・・。夜ごとのタイムスリップに誰もが知る偉人キャラクターが次々と登場するので、一瞬たりとも目が離せない。

 「あの頃だったら・・・」など誰もが抱く現実逃避的な考え方にポジティブなメッセージを送りつつも、ただの懐古主義とはひと味違う小粋なラストもお楽しみ。撮影時に仏大統領夫人だったカーラ・ブルーニ(Carla Bruni)、オスカー俳優のエイドリアン・ブロディ(Adrien Brody)、注目の若手女優レア・セドゥー(Lea Seydoux)など脇を固めるキャストにも注目だ。5月26日から新宿ピカデリー、丸の内ピカデリー他、全国ロードショー。

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『ミッドナイト・イン・パリ』 公式サイト