【1月5日 senken h】日本の才能を、パリ・オートクチュールコレクションに送り出す。

 そんなイベントが毎年、大阪で開かれている。優勝者はパリ・オートクチュールコレクションブランドのヘアメーククルーとして派遣されるコンペティション「パリコレ・ヘア&メークアップアーティスト・オーディション」(主催・共催:日本メイクアップ技術検定協会[JMA]、特別協力:OKURI COMPANY)だ。全国予選を勝ち抜いたファイナリストが決勝の舞台に。そして4組の新たなパリコレスタッフが生まれた。

 オーディションは「未来」をテーマにヘアメーク作品と技術審査を学生・一般それぞれの部門で行う。学生は「メイク部門」「ヘア部門」「トータルビューティー部門(ヘア・メイク・ファッションすべての審査)」、一般の部は「ヘアウィッグアレンジ&メイク部門」でしのぎを削る。

 全国650組の予選を勝ち抜いた34組のファイナリストたちの決勝は11月3日。30分で作品を完成させる過酷な戦いだ。その様子を審査するのは「ジバンシィ(GIVENCHY)」メークアップアンドカラー・アーティスティックディレクターのニコラ・ドゥジェンヌ(Nicolas Degennes)氏、今回の優勝者を受け入れるパリコレ・オートクチュールデザイナーのジェレミ・ブエノ氏、パリコレで活躍する日本のヘアメーキャッププロデューサーのソア(Soah)さん。審査員が壇上にも上り、間近で厳しい目を向けるなか、夢の切符を手にしたグランプリ4組が決まった。

 学生メイク部門はECCアーティスト専門学校の角果歩さん。テーマの未来から宮崎アニメ「天空の城ラピュタ」の世界にイメージを広げ、テクノロジーと田園風景が融合した様子をメークに落とし込んだ。学生ヘア部門のグランプリは、東京マックス美容専門学校の宍戸七恵さん。未来でも伝説として語り継がれるフェニックスをイメージしたヘア。学生トータルビューティー部門グランプリは、名古屋モード学園の井場イェニィさん、何錦霞(か・きんか)さん、白羽(ぱくゆ)さんの海外留学生3人チーム。人間とロボットを融合したファッション・ビューティーメークでテーマを表現。一般部門は京都の美容室B-TO-BEの武並里咲さん。未来感と東洋の伝統をミックスした温故知新なプリンセスを思わせるヘアメークで魅せた。

◆「ジェレミ・ブエノ」コレクション再現

 ジェレミ・ブエノのコレクションショーも会場で再現。12年春夏コレクションに、シノワズリやジャポニズムのエッセンスを盛り込んでアレンジしたこの日だけの特別バージョン(シューズ提供は「IZA」)。来春には彼のコレクションで、グランプリの4組がパリコレの舞台に立つ。(c)senken h

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