【12月5日 MODE PRESS】イタリアのレザーグッズブランド「フルラ(FURLA)」が都内にあるイタリア大使館で11月29日、12年春夏コレクションの展示会を開催した。本国CEOやジャパン社社長、クリエイティブ・ディレクターなどフルラチームが集結した会場では、ブランドのアイコン「キャンディバッグ」を用いたアートプレゼンテーションも披露された。

■フルラ芸術賞受賞者によるプレゼンテーション

 2000年にフルラ芸術賞を設立し、才能ある新進アーティストの支援を行なっているフルラだが、今回会場では、2002年に同最優秀賞を受賞し、その後数年にわたりブランドとコラボレーションしているシッシ(Sissi)が監修したインスタレーション「Changeable Identity」が披露された。白衣姿のシッシの助手たちが、ハリのあるラバー素材(PVC)のキャンディバッグを解体したり、フェザーやチェーンなど異素材を組みあわせたりと自在に操り、次々とユニークなバッグを作り上げた。

■春夏コレクションをチェック!

 会場の半分を使って展示した12年春夏コレクションのキャンディバッグは、淡いシャーベッドカラーやパイソンプリントのレザーを組み合わせたバージョン、スタッズやロープを装飾した斬新なスぺシャルエディションシリーズなどのラインナップが揃った。

 12年春夏のメインコレクションは、イタリアの伝統に彩られた地中海旅行記がテーマ。クリエイティブ・ディレクターのファビオ・フージ(Fabio Fusi)氏によると「インスピレーション源は、ユルゲン・テラー(Juergen Teller)らによる写真集『Hotel Il Pellicano』。多くのセレブリティが休暇に訪れるホテル、イッル・ペリカーノは地中海の美しさに溢れている。“ハッピーサマー”がイメージ」と語る。色調は、アーストーンのナチュラルカラーに鮮やかな赤や青がアクセント。レザーのほか、キャンバスや夏らしいラフィア素材を使ったバッグ、フラットやウエッジのサンダルなどが展開された。 (c)MODE PRESS

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