【9月26日 MODE PRESS】アパレル大手「ユニクロ(UNIQLO)」は26日、2011年秋冬のニット商品説明会を開催した。今シーズンは、「エクストラファインメリノ」などの天然ウール100%を使ったアイテムを中心にニット商品を展開し、全体で前年比1.5倍の売上を目指す。
 
 ウールの中で最高級とされる極細繊維「エクストラファインメリノ」を使ったニット商品は、今シーズン、品番を例年よりも絞込み、カラーバリエーションの充実に注力した。人気のウィメンズ「Vネックセーター」は、今年のトレンドカラーであるレッドやボルドー、オレンジを含む全18色展開する。袖口や裾のリブ部分には、伸びを防ぐためにストレッチ糸を使用した。

 近年世界的にウール価格が高騰しているが、1年以上前から大量に素材を抑えていたことで、今シーズンも商品価格はほぼ据え置きでの展開が可能になった。ウィメ ンズの「エクストラファインメリノ」プルオーバーやカーディガンをはじめとした一部商品では、例年よりも1000円の値下げに挑戦した。ユニクロ 商品本部の高橋辰代(Tatsunori Takahashi)ニットMDリーダーは「今年はトレンドやウォームビズの一環として、例年以上にニットが注目されている。ユニクロとしても、柔らかく風合いの良いウール100%のニットを大きく打ち出していきたい」とコメントした。(c)MODE PRESS

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