【8月25日 MODE PRESS】ユニクロ(UNIQLO)と東レ(Toray)は25日、都内で共同記者会見を開き、保温肌着「ヒートテック」の2011年度新商品ラインナップを発表した。

 「ヒートテック」は03年度の誕生以来、世界各国で累計2億枚を販売してきた。今年度は、男性用ウェアに汗などの臭いを中和する「消臭機能」を 追加。女性用ウェアはより軽量化をはかり、保湿機能を向上させた。さらに今年は型のバリエーションも増やし、今期だけで全世界通して1億枚の販売を目指す。

 ユニクロの柳井正(Tadashi Yanai)代表取締役会長兼社長は「アップルがスマートフォンで人々の生活を変えたように、ユニクロはヒートテックで日本、そして世界の冬を変えたと自負している」とコメント。

 東レの日覺昭廣(Akihiro Nikkaku)社長は、震災後の全国的な節電意識の高まりに触れ、「ヒートテックは保温効果が高いため、節電効果があり、環境にも優しい」と語る。なお、1000万世帯がヒートテックを着用し暖房温度を1度下げた場合、今冬供給不足の可能性がある電力量113万キロワットの約半分にあたる58万キロワット分の節電効果があるという。(c)MODE PRESS

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