【8月24日 AFP】ロシア・プレミアリーグのアンジ・マハチカラ(Anzhi Makhachkala)は23日、サミュエル・エトー(Samuel Eto’o)を獲得することでイタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)と合意したと、公式ホームページ上で発表した。

 アンジは、エトーが24日にメディカルチェックを受け、その後3年契約を結び、25日にはチームに合流すると声明を出している。

 移籍金は公表されていないが、報道によると2500万ユーロ(約27億5000万円)と出来高によるボーナスが支払われる予定で、エトーの年俸はサッカー界では最高となる2050万ユーロ(約22億6000万円)とされている。

 アンジの本拠地は、ロシア南部・北カフカス地方のダゲスタン(Dagestan)共和国マハチカラ(Makhachkala)で、国内で最も治安が安定していない地域のひとつとされている。安全のため、選手たちは首都モスクワ(Moscow)に住んで練習を行い、ホームで試合が行われる際にマハチカラへ向かう。

 2011シーズン開幕前は優勝候補に挙がらなかったアンジだが、1月にクラブを買収したオーナーのスレイマン・ケリモフ(Suleiman Kerimov)氏の下、ロベルト・カルロス(Roberto Carlos)やユーリ・ジルコフ(Yuri Zhirkov)らを補強し、21節を終えて勝ち点36でリーグ4位に付けている。(c)AFP/Alexander Fedorets