【3月10日 AFP】(記事追加)マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)が手がける「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は9日、フランス・パリ市内で11/12年秋冬コレクションを発表した。

 会場には、老舗高級ホテルのエレベーターのようなユニークなセットが出現。ユニフォームを着たベルボーイがエレベーターの到着音にあわせて扉を開くと、中からはフェティッシュで遊び心あふれる服を身にまとったモデルたちが続々と登場した。

 世界中を飛び回る生活をおくっているマークは、「私は人生の大半をホテルで過ごしてきました。ホテルでは、宿泊客の秘密の生活を観察するのが好きです。特に、コールガールや愛人、人妻のね。秘密の夜を過ごした翌日に女性が何を着るかを観察するのはとても面白い」と語る。「ファッションは ロールプレイング。自分のキャラクターを作り出すことができるのです」

 白い襟がのぞくジャケットと七分丈のパンツの組み合わせは客室係を思わせる。一方、ゲスト風のモデルは、大きめサイズのボタンが印象的な上品で控えめなコートドレスといった淑女スタイルだ。バリエーション豊かなバッグも美しい。ベルボーイ風の帽子には、モノグラムが施されている。

 モノグラム柄のシースルーレインコートに、クリスタルの手錠を合わせたルックについては「素晴らしかったよ」とマーク本人も満足気な様子だ。

 ショーのラストには、スーパーモデルのケイト・モス(Kate Moss)が登場。ボリュームのあるファーの袖がついたボディースーツに身を包み、ランウェイを闊歩した。(c)AFP

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