【9月7日 AFP】英オックスフォード大学出版局(Oxford University Press)は6日、「ズールー語-英語辞典」を発売したと発表した。ズールー語の辞典がオックスフォードから発行されるのは、約40年前の「イシズールー語(ズールー語のこと)-英語辞典」以来。

 ズールー語は、南アフリカの人口の24%を占める最大民族ズールー人(Zulu)が話す言葉で、同国では最も一般的な公用語だ。オックスフォードによると、同国では280万人以上の小学生たちがズールー語を学んでいるというが、ビジネスや政治の世界では一般的に英語が使用されている。

 同出版局の南アフリカ担当責任者は発表会見で、「公用語が11もあるこの国においては、家や学校、その後の人生において、母国語以外の言語にも触れられるようにすることが不可欠です」と述べた。

 辞書出版部門の責任者は、「(40年前とは)多くの点で変わっています。周りの世界、わたしたちが使う言葉、そして辞書の作り方までもが変わりました」とコメントした。(c)AFP