【7月27日 AFP】英バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)は27日から10月1日まで夏季公開期間に入る。今年は公開に合わせ、女王の年間公務に焦点をあてた特別展「The Queen's Year(女王の一年)」が開かれる。

 共同展示責任者は「女王の1年の暮らしが垣間見られるような展示になっている」とし、「女王がいかに忙しいかが分かるだろう」と語った。

 展示の目玉はエリザベス女王(Queen Elizabeth II)が1953年の戴冠式の際に着用した正装用ローブ。このローブは、深紅色のビロード製で長さは5メートルにもおよぶ。一般に公開されるのは今回が初。ほかにも、ドレスや帽子、ティアラ、さらには女王の誕生日パレードである軍旗分列行進式(Trooping the Colour)で1986年まで使用されていた鞍も公開される。

 また、「バッキンガム宮殿」と書かれたロンドン(London)の地下鉄駅の表示板など、女王が訪問先で贈呈された珍しい贈り物の数々も展示される。(c)AFP

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