【4月9日 MODE PRESS】仏高級ブランド「エルメス(HERMES)」が、今夏全国公開される映画『東京島』とコラボレーションする。これを記念して7日、都内で記者会見が開かれ、主演女優の木村多江(Tae Kimura)やエルメスジャポンの有賀昌男(Masao Ariga)代表取締役社長らが出席した。

■エルメスが邦画と初コラボ

 桐野夏生(Natsuo Kirino)のベストセラーを原作にした本作品は、無人島に漂着した唯一の女性と、彼女を取り巻く23人の男たちが、極限状態の中で心理戦を繰り広げる異色のサバイバル劇。劇中の全編を通じて、エルメスの定番アイテムであるシルクスカーフ“カレ”がキー・アイテムとして登場する。エルメスが邦画とコラボレーションするのは、今回が初の試みとなる。

■劇中で“カレ”が七変化

 会見で、有賀代表取締役社長は「映画の重要なポイントで“カレ”が使われ、とても嬉しく思う。エルメスが大切にする夢と情熱を共有でき、感謝している」と語る。また、コラボレーションの経緯について、藤本幸三(Kouzou Fujimoto)執行役員は「エルメスの09年度年間テーマ『美しき逃避行』と、映画の設定や背景が重なり縁を感じた。また、メゾンとしても“カレ”をもう一度世間に知ってもらうためのアクションを考えていた時期にあたり、タイミングが一致した」と語った。
 
 主演女優の木村は「首に巻く以外に“カレ”の使い方を知らなかったが、劇中ではバッグになったり、頭にまいたり、服になったりと、いろいろな使い方が出てくる。新しい発見ができた」と実際に使ってみての感想を述べた。

■『東京島』スペシャルカラーが登場

 映画の公開に先駆け4月8日より、映画に登場する『東京島』スペシャルカラーのカレ「世界は広い」を販売。オレンジやブルー、グリーンといった力強く鮮やかなカラーを組み合わせたスタイリッシュなデザインは、これからの季節にぴったりだ。全国のエルメスブティックで取り扱い。価格は4万8300円(税込)。(c)MODE PRESS

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