【6月27日 AFP】25日に急死したマイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんの元妻、リサ・マリー・プレスリー(Lisa Marie Presley)さんは、マイケルさんが、「キング・オブ・ロックンロール」と呼ばれた父エルビス・プレスリー(Elvis Presley)のように自分も若くして死ぬことを恐れていたと語った。

 リサ・マリーさんは、米ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)大手のマイスペース(MySpace)のブログに、「彼は知っていた」というタイトルの記事を掲載し、マイケルさんが急死を恐れていたことを語った。リサ・マリーさんは、1994年から96年までの2年間、マイケルさんと結婚していた。

「もう何年も前に、マイケルと人生について話をしたことがある」(リサ・マリーさん)

「具体的な内容はもう思い出せない。もしかしたらマイケルに、わたしの父親が死んだときの状況をたずねられていたかもしれない。途中で彼は一瞬沈黙し、わたしをじっと見つめながら、『自分も彼のように死ぬことになる気がする』と、おだやかに、間違いないことのように語った」

 マイケルさんの急死は、人びとに大きな悲しみをもたらし、1977年に42歳の若さで死んだエルビスを思い起こさせた。

 また、リサ・マリーさんは、絶えず巻き起こるマイケルさんの結婚をめぐるうわさや憶測に対し、ブログで強く反論した。一部では、2人の結婚は、1993年に起きた児童への性的虐待疑惑をぬぐい去るための偽装結婚と噂されている。

「真実を知ってほしいので、これまでに一度も語らなかったことを、ここで語ろうと思う」

「わたしたちの結婚は報道されているような『まがいもの』ではなかった。確かに、普通ではない関係だった。わたしたちの共通点は、『普通の』生活を知らない、そういう人生を送ったこともないということだった。彼には、時期的に疑わしいところもあるかもしれない。とはいえ、彼はわたしのことをとても愛していたと信じているし、わたしも愛していた」

「わたしは彼を救いたかった。わたしは、起こってしまったばかりの、この避けることのできない出来事から、彼を救いたかった」(c)AFP