【5月16日 MODE PRESS】(一部訂正)米マイアミ市内で14日、シャネル(CHANEL)08/09年クルーズ・コレクションのショー開催に先立ち、デザイナーのカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)を迎えた夕食会がレストラン「Casa Tua」で開かれた。

 女優のダイアン・クルーガー(Diane Kruger)、ゾーイ・クラヴィッツ(Zoe Kravitz)、アナ・ムグラリス(Anna Mouglalis)、モデルのイリナ・ラザルヌ(Irina Lazareanu)らが全身シャネルでドレスアップし、カールの到着を待った。

 長年カールののミューズを務めるアマンダ・ハーレック(Amanda Harlech)は、初めてカールに会った時のことをこう振り返る。「彼は自邸のパーティーで“チャチャチャ”を踊っていたの。ショーの後だったんだけど、信じられないぐらい気前が良くて、たくさんのデザイナーやいろんな人を招待していた。とても感銘を受けたわ」

 過去にシャネルの広告キャンペーンやカールのポートレートを撮影してきた写真家のアーサー・エルゴート(Arthur Elgort)は、「カールのコレクションで、僕が一番好きなのは、彼が初めて手掛けたシャネルのオートクチュールだ。たしか1983年だったかな」と話す。「何よりも、カールが選んだ音楽が気に入った。ミュージシャンのインク・スポッツ(The Ink Spots)が、『I Don't Want to Set the World on Fire(世界を熱狂させたくない)』って歌うんだよ。シャネルでの彼のスタートにぴったりだろ?」。

 シャネルのMaureen ChiquetグローバルCEOは「カールと知りあってからたったの5年しか経ってないけど、彼のスタジオに行くたびにインスパイアされるよ」と語った(c)Fashion Week Daily/MODE PRESS