【5月7日 MODE PRESS】オティス造形芸術大学(Otis College of Art and Design)の学生によるファッションショーとチャリティディナーが3日、米ロサンゼルス市内のビバリーヒルトンホテル(Beverly Hilton Hotel)で行われた。

 会場には、デザイナーのモニーク・リュイリエー(Monique Lhuillier)やリバティーン(Libertine)のデザイナーのJohnson Hartig、映画監督のリズ・ゴールドウィン(Liz Goldwyn)ら多くの著名人が姿を見せた。

 ショーでは、下着、水着、メンズウェア、イヴニングウェアなど幅広い作品が発表された。イブニングウェアの制作指導にあたったモニークは、「オティスは若い才能を開花させるのに大きく貢献をしていると思う。私がデザインを始めた頃は指導員がいなかったから、うらやましいわ。自分の失敗から自分自身で学んでいかなければならなかった」と当時を振り返った。

 サンフランシスコに新ブティックをオープンしたばかりのジョン・バルベイトス(John Varvatos)も、「舞台裏で若手デザイナーのエネルギーと情熱に触れられて素晴しかった」と話し、オティスの卒業生で、バルベイトスのスタッフであるMarcus LeBancについて「2年前、彼がこのイベントのメンズ部門で優勝した時に、スカウトしたんだ。今年も気になる若手デザイナーを何人か見つけたよ」とコメントした。

 この日に集められた約1100万ドル(約11億5000万円)は、同大の奨学金などに使われる。(c)Fashion Week Daily/MODE PRESS