【4月25日 MODE PRESS】米ハリウッドで23日、ア・ベイシング・エイプ(A BATHING APE)の米国2店舗目となる「ベイプストア ロサンゼルス(BAPE STORE LOS ANGELES)」のオープニングを記念してパーティーが開かれ、カニエ・ウェスト(Kanye West)ら多くのヒップホップスターや現代美術家の村上隆(Takashi Murakami)らが祝福に駆けつけた。

 2500平方フィート(約232平方メートル)のブティックは、ネオンやスティールを使ったフューチャリスティックな内装だ。ブランド創設者のNIGOは「2年以上前にブティックをデザインした」と話す。「最初からロスのことが頭にあった。最近、東京ではニューヨークが注目されていて、ニューヨークでも東京カルチャーの評価が高いけど、日本とカリフォルニアの関係の方がより古く強いものだと思う」

 ミュージシャンのファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)は、NIGOと共に手掛ける自身のブランド「ビリオネアボーイズクラブ(Billionaire Boys Club)」で登場。ファレルとの関係をNIGOは「自分とファレルの好みがすごく似ていて驚いた。彼のクローゼットとうちのとそっくりだった」と語る。

 ニコール・リッチー(Nicole Richie)はヴィンテージドレスにクリスチャン・ルブタン(Christian Louboutin)を合わせて登場。「応援にきたの」とコメントした。

 様々なアーティストやブランドとのコラボレーションで知られるNIGOだが「最近はコラボレーションが当たり前になってしまったから、これ以上やろうとは思わない。以前は素敵なサプライズだったけどね」と告白。

 海外での“ミステリアス”という評価に対し、「どうだろう?僕が英語を話せないから、西欧の人は特にそう思うんじゃないかな?」とコメントhした。

 店舗では限定のスニーカーが発売。さらに、NIGOとブランドの15年の軌跡をまとめた本が、この秋リッツォーリ(Rizzoli)社から出版される予定だ。(c)Fashion Week Daily/MODE PRESS