【9月17日 AFP】ノルウェーのマグヌス・カールセン(Magnus Carlsen)君は16歳でチェスの世界チャンピオンを目指す天才少年。幼いころから父のヘンリックさんの手ほどきでチェスを始め、13歳の時、史上3番目の若さで国際グランドマスターのタイトルを獲得した。現在、国際チェス連盟(World Chess Federation)のランキング17位の腕前を持つ。

 「世界チャンピオンを目指したい。(もし勝てたら)最高だけれど、できるかどうかは分からない。でも可能性はあると思う」と語るカールセン君。これまで史上最年少でチャンピオンになったロシアのガルリ・カスパロフ(Garry Kasparov)さんがタイトルを獲得したのは22歳の時。それに比べると「僕にはもう少し時間がある」と余裕を見せる。

 カスパロフさんや、国際チェス連盟の現在のチャンピオン、インドのヴィスワナータン・アーナンド(Viswanathan Anand)さんも、カールセン君が自分たちの後継者になるかもしれないと見ている。(c)AFP/Pierre-Henry Deshayes