【8月22日 AFP】サッカー、オーストラリア・AリーグのシドニーFC（Sydney FC）が元ブラジル代表のジュニーニョ・パウリスタ（Juninho Paulista）と契約した。

　ジュニーニョとシドニーFCの契約期間は1年で年俸は100万ドル（約1億1500万円）。またゴールデンブーツを2度獲得したことのあるマリオ・ジャルデウ（Mario Jardel）が復活を賭けてニューカッスル・ジェッツ（Newcastle Jets）と契約した。

　2005年のAリーグ開幕時にはブラジル人選手は2人だったが、24日に3シーズン目の開幕を迎えるに2007年には、サッカー界最大の選手輸出国（77か国、5500人）であるブラジルから全8チームに13人の選手が送り込まれた。

　ブラジル人選手の増加の理由についてジュニーニョは「マリオは上背があって、素晴らしいヘディングの精度を持っているからここで成功するための素質が揃っている。Aリーグにとっても多くのブラジル人選手が来るのは好ましいことだと思うよ。ブラジル人がオーストラリアのサッカーについて知ったのは、ロマーリオ（Romario）が2006年に（ゲストプレーヤーとして4試合アデレード・ユナイテッド（Adelaide United）に所属）出場してからだと思う。だから、エージェントやクラブがブラジル人を連れてきているんだ」と語った。

　1995年から2003年の間にブラジル代表として50試合の国際試合に出場したジュニーニョは、同リーグ史上初（ロマーリオを除く）の元ブラジル代表プレーヤーとなる。シドニーFCのブランコ・クリナ（Branko Culin）監督は、「この移籍は大きい。シドニーFCだけではなくひいてはオーストラリアのサッカー界にとっても大当たりだと思う。才能のある選手がオーストラリアに来る事は滅多にないからね」と、同選手が駆け出しのサッカーリーグに与えるであろう影響に期待をかけている。

(c)AFP/Robert Smith