<08年春夏パリ・メンズコレクション>ブランド速報第2弾
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【パリ 2日 AFP】08年春夏パリ・メンズコレクションで、アン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)はダダにインスパイアされた新作を発表し、ヴェロニク・ブランキーノ(Veronique Branquinho)では東洋と西洋が融合、またイヴ・サンローランは、デザイナーが少年時代に体験したイタリアの夏を描き出した。ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は高級避暑地をイメージさせるエレガントなスタイルだった。
■アン・ドゥムルメステール
今回のテーマは、第一次世界大戦直後に始まり、美術、文学、思想、ファッションの分野で繰り広げられた“反芸術”のダダ運動。うねるような白いブルゾンの腕に留められた黒いアームバンド、繊細なサテンのベスト、首に巻いたエレガントなスカーフ、黒のスニーカー。ドゥムルメステールは、「コレクションのインスピーションは、南仏で休暇を過ごす架空のダダイスト。とてもエキセントリックな性格で、自由な精神を持ち、とてもアーティスティックな人物。デイウェアとイブニングを混ぜ合わせて着るのよ」と語った。
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■ヴェロニク・ブランキーノ
ブランキーノは、ベルギーのロックバンド、モンキー・プッシー(Monky Pussy)の音楽に合わせて西東のミックススタイルを提案した。クラシカルなレザージャケットと黒くて長いプルオーバー、着物風の袖がついたトレンチコートに合わせたサンダル。アクセントとして鮮やかなブルーのサテンシャツやTシャツを差し込んだ。鉛筆で描いたような細いボーダー柄のTシャツや、太いストライプのパンツも面白い。
「アジア的で洗練されたディテールを持った多文化的なコレクションになったと思う。肩で絞るようなエスニックスタイルのシャツや着物風の袖が付いたトレンチコート。東洋と西洋の融合ね」とブランキーノ。
■イヴ・サンローラン
イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)のデザイナー、ステファーノ・ピラーティ(Stefano Pilati)がインスピーションを得たのは、幼少時に体験した焼けつくようなイタリアの夏だった。カラフルな絵の具をまき散らしたようなパンツやジャケット、パッチワークのブラウス、光沢感の美しいゆったりしたコートやスーツが登場。首もとにはひねったたスカーフでアクセントを加えた。
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【イヴ・サンローラン】動画へ
■エマニュエル・ウンガロ
エマニュエル・ウンガロ(Emanuel Ungaro)のデザイナーに就任後初めてのコレクションとなるフランク・ボクレ(Franck Boclet)は、「スティーヴ・マックィーン(Steve McQueen)やマーロン・ブランド(Marlon Brando)の孫のためにデザインした」と語った。フランセスコ・スマルト(Francesco Smalto)の前デザイナーであるボクレは、ウンガロへのビジョンについて「エレガントでモダンでありながら、 カメレオンのような変幻自在さ」とコメントした。
カシミヤのような高級素材を使って、細部までていねいに作り込んだ。色は、落ち着きのある黒、白、グレー、えび茶。シルクの下襟が付いたタイトなジャケット、ひだのあるパンツ、ウンガロの頭文字「U」のマーク、襟ぐりの大きなグレーのプルオーバー、くたっとした白シャツ。サファリジャケットやスエードのジャケットには、ブーツ・インしたジーンズや白のパンツをコーディネートした。
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■クリス・ヴァン・アッシュ
ディオール・オム(Dior Homme)の新デザイナーに抜擢されたクリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)は、20世紀初頭に活躍したドイツ人写真家アウグスト・ザンダー(August Sander)の強烈なモノクロ・イメージに触発されたコレクションを発表した。ビッグサイズの白シャツや、得意のオーバーコート、からし色のパンツと合わせた白のジャケット。タンクトップと重ねた白のベストには、光沢の美しいグレーのパンツを合わせた。小振りな蝶ネクタイやミニサイズのハットなど、ユーモアの効いた小物も楽しい。
■ケンゾー、ルイ・ヴィトン
ケンゾー(Kenzo)やルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のコレクションは、「かなたへの旅」がインスピレーションのもとになった。ケンゾーの目的地はカリブ海。青々と茂った植物や折り紙で作った動物を背景に、花柄のパッチワークジャケット、コットンパンツ、古典的なバミューダパンツなどを発表した。
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マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)が手がけるルイ・ヴィトンは「リヴィエラ(Riveria)」がテーマ。エレガントなサマースーツや細身のパンツ、ぱりっとしたコットンピケのシャツ、ショートパンツとTシャツ。夜会服には真珠色のベストと玉虫色のジャケットなどが登場した。
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(c)AFP/Dominique Schroeder
■アン・ドゥムルメステール
今回のテーマは、第一次世界大戦直後に始まり、美術、文学、思想、ファッションの分野で繰り広げられた“反芸術”のダダ運動。うねるような白いブルゾンの腕に留められた黒いアームバンド、繊細なサテンのベスト、首に巻いたエレガントなスカーフ、黒のスニーカー。ドゥムルメステールは、「コレクションのインスピーションは、南仏で休暇を過ごす架空のダダイスト。とてもエキセントリックな性格で、自由な精神を持ち、とてもアーティスティックな人物。デイウェアとイブニングを混ぜ合わせて着るのよ」と語った。
■ヴェロニク・ブランキーノ
ブランキーノは、ベルギーのロックバンド、モンキー・プッシー(Monky Pussy)の音楽に合わせて西東のミックススタイルを提案した。クラシカルなレザージャケットと黒くて長いプルオーバー、着物風の袖がついたトレンチコートに合わせたサンダル。アクセントとして鮮やかなブルーのサテンシャツやTシャツを差し込んだ。鉛筆で描いたような細いボーダー柄のTシャツや、太いストライプのパンツも面白い。
「アジア的で洗練されたディテールを持った多文化的なコレクションになったと思う。肩で絞るようなエスニックスタイルのシャツや着物風の袖が付いたトレンチコート。東洋と西洋の融合ね」とブランキーノ。
■イヴ・サンローラン
イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)のデザイナー、ステファーノ・ピラーティ(Stefano Pilati)がインスピーションを得たのは、幼少時に体験した焼けつくようなイタリアの夏だった。カラフルな絵の具をまき散らしたようなパンツやジャケット、パッチワークのブラウス、光沢感の美しいゆったりしたコートやスーツが登場。首もとにはひねったたスカーフでアクセントを加えた。
■エマニュエル・ウンガロ
エマニュエル・ウンガロ(Emanuel Ungaro)のデザイナーに就任後初めてのコレクションとなるフランク・ボクレ(Franck Boclet)は、「スティーヴ・マックィーン(Steve McQueen)やマーロン・ブランド(Marlon Brando)の孫のためにデザインした」と語った。フランセスコ・スマルト(Francesco Smalto)の前デザイナーであるボクレは、ウンガロへのビジョンについて「エレガントでモダンでありながら、 カメレオンのような変幻自在さ」とコメントした。
カシミヤのような高級素材を使って、細部までていねいに作り込んだ。色は、落ち着きのある黒、白、グレー、えび茶。シルクの下襟が付いたタイトなジャケット、ひだのあるパンツ、ウンガロの頭文字「U」のマーク、襟ぐりの大きなグレーのプルオーバー、くたっとした白シャツ。サファリジャケットやスエードのジャケットには、ブーツ・インしたジーンズや白のパンツをコーディネートした。
■クリス・ヴァン・アッシュ
ディオール・オム(Dior Homme)の新デザイナーに抜擢されたクリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)は、20世紀初頭に活躍したドイツ人写真家アウグスト・ザンダー(August Sander)の強烈なモノクロ・イメージに触発されたコレクションを発表した。ビッグサイズの白シャツや、得意のオーバーコート、からし色のパンツと合わせた白のジャケット。タンクトップと重ねた白のベストには、光沢の美しいグレーのパンツを合わせた。小振りな蝶ネクタイやミニサイズのハットなど、ユーモアの効いた小物も楽しい。
■ケンゾー、ルイ・ヴィトン
ケンゾー(Kenzo)やルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のコレクションは、「かなたへの旅」がインスピレーションのもとになった。ケンゾーの目的地はカリブ海。青々と茂った植物や折り紙で作った動物を背景に、花柄のパッチワークジャケット、コットンパンツ、古典的なバミューダパンツなどを発表した。
マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)が手がけるルイ・ヴィトンは「リヴィエラ(Riveria)」がテーマ。エレガントなサマースーツや細身のパンツ、ぱりっとしたコットンピケのシャツ、ショートパンツとTシャツ。夜会服には真珠色のベストと玉虫色のジャケットなどが登場した。
(c)AFP/Dominique Schroeder