【ニューヨーク 11日 AFP】ソーシャライトのパリス・ヒルトン(Paris Hilton)をモデルにした過激な彫像「Paris Hilton Autopsy」が11日からブルックリンのカプラ・ケスティング美術館(Capla Kesting Fine Art)で公開される。

■過激な作品に込められたメッセージ

 この作品を手掛けたのは米彫刻家のダニエル・エドワード(Daniel Edwards)。同氏はこれまでに歌手のブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)が四つん這いで出産している彫像などのユニークな作品を発表し注目されてきた。

作品のテーマは「飲酒運転の危険性を訴える」こと。作品では、ヒルトンが両足を広げて横たわっており、傍ではティアラを付けた愛犬ティンカーベル(Tinker Bell)が心配そうに見守っている。

■取り外し可能の内臓?!

 昨年9月に飲酒運転で逮捕されたヒルトンは、先週、保護観察期間中に運転をしたとして禁固刑を言い渡された。「飲酒運転が引き起こす悲劇を検死官の視点から若者に体感してもらうため、パリスの彫像内部には取り外し可能な小腸、子宮、胎児などが設置されている」と美術館担当者。

同美術館はまた、アートワークの一環として、ヒルトンの死亡記事を制作するよう学生たちを招待している。

 写真は、同美術館で公開されているパリス・ヒルトンの彫刻。(c)AFP/Courtesy of Capla Kesting Fine Art