【東京 25日 AFPBB News】全国一部の「ユニクロ（UNIQLO：株式会社ファーストリテイリング）」店舗で4月20日から、「アリス・ロイ（Alice Roi）」、「3.1 フィリップ リム（3.1 Phillip Lim）」、「サトルタナカ（SATORU TANAKA）」とのコラボレーション商品の販売が始まった。白、黒、グレーでミニマルなシルエットのアイテムを展開した「サトルタナカ」も好調だが、飛び抜けて人気なのは都内セレクトショップで人気の「スリーワン・フィリップ・リム」だ。

■知名度抜群の「フィリップ・リム」、各店舗で絶好調 　コラボ商品の発売初日にはいつも活気づく店頭だが、今回はいっそうの賑わいぶりを見せている。中でも、「スリーワン・フィリップ・リム」を目当てに訪れた10代後半から30代の女性が圧倒的多数を占める。発売開始2日目を迎えた土曜日には、渋谷や銀座などのショッピング街では人気のリネンドレスやキャミドレス、リボンチュニックなどが軒並み完売になった。手ごろな価格なので、まとめ買いや色違いで購入する客も多い。

　コラボ商品は、結び目がアクセントとなったデザインと、計算されたゆるさのシルエットが特徴。久しぶりにユニクロに来たという20代の女性は、ドレスを中心に4着を購入。「フィリップ・リムのドレスは普通5万円以上するのに、4000円以下で買えるなんて凄い。素材も厚手でしっかりしている」 　春夏シーズンのトレンドであるミニドレスに、東京のストリートに溶け込むほどよいモード感がプラスされたことが、リムの人気を後押しした。「そのままでも可愛いけれど、小物やジャケットで自分なりの着こなしを研究したい」と20代の女性。

■「アリス・ロイ」、出遅れる 　フィリップ・リムに比べてやや出遅れたのが、60年代風スタイルのドレスや花柄のカットソーを登場させた「アリス・ロイ」。以前NYに住んでいたという東京在住の30代のアメリカ人女性は 「アリス・ロイもNYでは人気のデザイナー。どうしてみんなフィリップ・リムばかり買うのかしら？東京の女の子は意外とカワイイよりもクールなほうが好きなのね」 。

　今回のコラボレーションで初めて「アリス・ロイ」の名を知った人も多い。「初めて見たけどけっこう可愛い」とのコメントも。今回のコラボは、日本での知名度アップにもつながったようだ。 　写真は第25回CFDAファッション賞（25th CFDA Fashion Awards）ノミネートリスト記者発表会に姿を現したデザイナーのフィリップ・リム（2007年3月12日撮影）。(c)AFP/Getty Images Evan Agostini

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