【10月15日 marie claire style】いつものパスタが、暖かなイタリアの風景を思わせる味わいに──。白金台「LIKE」の原 太一シェフが、自宅で作る定番のレシピを紹介する。

 料理の道に進んだのは、学生時代、カフェブームの影響を受けたのがきっかけです。音楽やアートなど、さまざまなカルチャーが混じり合うカフェの雰囲気を生かしつつ、クオリティーの高い料理を提供する店を持ちたいと思いました。

 20代半ばにフレンチレストランで修業をしていた頃は、日々の仕事が本当にハードでした。ぐったり疲れたある休日、テレビをぼんやり見ていたら、イタリアの片田舎の映像が流れてきたのです。暖かい陽の光が射して、家族が楽しそうに団欒している。テーブルにはシンプルなトマトのパスタが並んでいて、ものすごくおいしそう!それを見てすぐに、トマトのパスタを作ってみました。何度か試作をするうちに、思い描いているパスタが完成。今では家で作る定番メニューになっています。

 今回のレシピではミニトマトを使いました。フルーツトマトやミディトマトもおすすめです。おいしく作る秘訣は、トマトをじっくり炒めること。酸味が尖らず、トマトの味が凝縮されます。最後にバターをひとかけら加えると、マイルドで食べやすくなります。パスタを茹でる時は、塩をしっかり入れて、指定の時間より1分くらい短めに。

 野菜やきのこなど、冷蔵庫にある食材を加えると、さらにリッチなパスタに仕上がります。軽めのキリッとした白ワインを合わせるとおいしいですよ。

■How to Cook

1.フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて、中火にかける。

2.ニンニクの香りがたったらエシャロットとミニトマトを加え、トマトを潰しながら水分が飛ぶまでじっくり炒める。

3.Aの入った鍋でスパゲッティを茹で、茹で上がったら、スパゲッティと茹で汁(80mLほど)、無塩バターとイタリアンパセリを〈2〉のフライパンに加え、よく混ぜて、器に盛り付ける。

■ 材料(1人分)
・オリーブオイル・・・20g
・ニンニク・・・1片(みじん切り)
・エシャロット・・・10g(みじん切り)
・ミニトマト・・・130g(半割り)
・無塩バター・・・10g
・イタリアンパセリ・・・3g(みじん切り)
・スパゲッティ・・・100g
・湯(A) ・・・水3L+塩40g

■プロフィール
原 太一(Taichi Hara)
1981年、東京都生まれ。大学卒業後、レストラン、ビストロなどを経て、「キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ」で研鑽を積む。2011年、東京・渋谷に「Bistro Rojiura」をオープン。15年、代々木八幡に「PATH」を後藤裕一シェフパティシエと共同でオープン。19年、白金台に「LIKE」をオープン。

■関連情報
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(c)marie claire style/recipe, photo: Taichi Hara / realization: Saya Tsukahara