【6月25日 marie claire style】近所の大好きなピザ屋さんではいつも素敵な音楽がかかっていて、よく、曲名が気になって調べることがあります。さりげないボリュームで流れている音楽が気になる瞬間は、すごく好きな曲を発見できる確率がわりと高いように思います。そういうとき、食事する手をわざわざとめてShazamで検索してから後でゆっくり聴いたりするのですが、そうして発見した名曲が増えていくのも知らず知らずのうちに楽しみになっています。

 自由に外出できていた頃は、外で知らない音楽に出会うこと自体は当たり前の出来事でしたが、今はその喜びがいっそう大きく感じられるような気がします。それは自分の、外の世界に対する興味の膨らみと結びついていて、「ここのカレー屋さんの店主、こういう音楽を聴くのか~」という些細な発見も、相手の顔が見えるというだけで、新鮮な楽しさがあるのだと思いました。自分が普段使っているストリーミングサービスのアルゴリズムで、ただいい曲と出会えるのも嬉しいですが、今、近所の自分の好きな飲食店やお店のプレイリストがあったら、すごく知りたいです。

■PICK UP !/あの日、あの場所で流れていた思い出の曲
・Flo Morrissey and Matthew E. White 「Look At What the Light Did Now」
自粛期間中の晴れた日、近所のピザ屋さんの空いている店内で流れていて思わず検索。以来ずっとお気に入りの楽曲です。

・toe 「tremolo + delay」
以前から好きだったバンドの、ちゃんと聴いたことがなかった良曲がお店で流れて、再発見できたという嬉しさがあります。「ああやっぱりtoeだ~。分かってるなぁ、マスター」などと、内心思いました。

■プロフィール
マイカ・ルブテ(Maika Loubté)
SSW、トラックメーカー、DJ。日本人の母とフランス人の父の間に生まれ、10代まで日本・パリ・香港で過ごす。ポップスとエレクトロニクスを融合させたスタイルで、国内外で音楽活動を行う。2019年7月、アルバム『Closer』をリリース。agnès b.、Mercedes-Benz、STÜSSY WOMEN、Gapなどのブランドとのコラボレーションも行う。

■関連情報
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(c)marie claire style/selection, text, photo: Maika Loubté