【6月25日 marie claire style】メゾン「シャネル」を象徴する名香「No5」の新しいミューズになったマリオン・コティヤールは、国際的な知名度のフランス女優というだけでなく、私生活では俳優のギヨーム・カネと結婚し、「ベスト・カップル賞」というのがフランスにあれば、間違いなくこの2人だろうと思われるくらい、おしどり夫婦として知られている。

 パリからハリウッドへ、まるでシンデレラストーリーのように華やかなキャリアを歩み続けているマリオン・コティヤールは、40代半ばになった今も、どこか清楚なイメージを保ち続けている。

「私は役を引きずらないようにしているの。終わったら、それでおしまい。翌日には自分の生活に戻るの」。そうした白紙状態でいることが、新たな役に挑む力になっているのかもしれない。

 2人の子供がいる家庭を何よりも優先させるという彼女は、最近その美貌も一段と柔和な表情に輝き、「シャネル」の顔ともいえる香水のアイコンに選ばれたというのも納得がいく。

「地球にとって海洋がどれほど重要な役割を果たしているか、それぞれが十分な自覚をもってほしいの」

 女優、母親というだけでなく、数年前からサステナブルな活動も続けていて、今年の1月には環境保護団体「グリーンピース」と南極へ行き、自然環境破壊の実情を訴えていた。

 父、母、ともに俳優、女優であり、演技の指導者という環境で育ち、オルレアンの演劇学校を首席で卒業した彼女は、23歳の時リュック・ベッソンの『TAXi』で世間に知られるようになる。2007年32歳でフランスの国民的歌手エディット・ピアフを熱演した『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』で、一躍世界的にも脚光を浴びるようになって、セザール賞、ゴールデングローブ賞、アカデミー賞など多くの主演女優賞を受賞し、女優として最高峰の栄誉を総なめにした。

 その後はパリとハリウッドを往復する日々で、次々と作品に恵まれ、映画祭やコレクション会場でもスタイリッシュでお洒落な彼女には常にカメラマンたちが群がっている。

 コロナ禍で、話題のレオス・カラックスの新作『Annette(原題)』の封切りが遅れているが、現在夫婦は9歳の息子と3歳の娘を連れて、コート・ダジュールのサン=ジャン=カップ=フェラで自粛の日々を送っているという。

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(c)marie claire style/ text: Kasumiko Murakami / photo: (c)CHANEL