【2月27日 marie claire style】これまで私と「ランコム」はフレグランスによって固く結びついていた。今はもう廃盤となってしまった"イプノーズ"の香りを深く吸い込めばリヨンで過ごした20歳の頃に、"ミ・ラ・ク"の煌々とした粒をまとえば26歳、つまり10年前に時を戻してくれる、ノスタルジックな旧友のような存在だ。しかし、先日参加した「ランコム」のスキンケアシンポジウムでは、ブランドを通じて女性の輝かしい"未来"を垣間見ることとなった。

 今月発売されたばかりの"クラリフィックデュアル エッセンス ローション"は、生命体が生きる上で欠かせない酵素の力に着目している。"植物の宝石"といわれる希少なブナの芽のエキスを配合したエッセンスとオイルを97:3のバランスで調合。美しさと心地よさを追求した2層のエッセンスで、使うほどに透明感へと導く"セルフメイド"型の化粧水だ。今回は幸運にも開発に携わった研究者たちにインタビューすることができた。日本のみならず、あらゆるストレス環境に身を置く女性たちのニーズに応えなければならないというのはグローバルブランドの宿命であるが、東京大学大学院の菅裕明教授をはじめ、彼らの熱心な眼差しのなかにあったのは"肌の上で確かな結果を出す"という力強い信念だった。私が"ミ・ラ・ク"に陶酔していた頃よりずっと前から、酵素について研究を重ねていた「ランコム」。ブランドにとってマイルストーンとなるこの化粧水は、私、そして世界中の女性の肌未来を変えられる可能性を秘めていると感じた。

 最後に、日本人女性の美とは何かを研究者のひとりに尋ねてみた。するとこんな答えが返ってきた。「日本の女性は自分のために時間を使って丁寧にケアする。それこそ彼女たちが洗練性と美しさを保つ基底ではないでしょうか」と。

■お問い合わせ先
ランコム/03-6911-8151

■プロフィール
小西俐舞ナタリー(Nathalie Lima Konishi)
フランス人の父を持つビューティアクティビスト。モード系美容誌編集を経て独立後、日本や海外の美容媒体をメインに、コレクション速報や取材現場で得た美容メソッドなどを中心に執筆中。レインボータウンFMのラジオ番組「Nathalie’s Beauty Talk」では第1土曜と第2木曜にフランスの最新情報などを紹介している。

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(c)marie claire style/selection, text, photo: Nathalie Lima Konishi