【2月27日 marie claire style】

■インド政府公認のシッダーマスター(ヒマラヤ大聖者)が教える複雑な現代社会を楽に生きていくためのヒント
「SNSで知り合いが楽しそうな投稿をしているのを見ると、嫌な気分になったり、コンプレックスを感じて落ち込むことがあります。SNSと上手に付き合うにはどうすればいいんでしょうか?」

 こんな相談が寄せられました。たしかに最近はスマホ依存、SNS中毒になっている人が多いようです。もともと人間には、「自分のことを知ってほしい」「誰かに認めてもらいたい」という欲求があります。自分では気づかないのですが、人は心の奥底ではいつも寂しく、誰かとつながりたいと思っているのです。だから、SNSがこれだけ広まったのでしょう。

 問題は心の動きにイエスとノーがあることです。ノーが多いと心は否定的になります。そういう人は自分に自信が持てず、SNSを見ても、常に人と比較して自分はダメだと考え、落ち込んだりします。一方で、まわりからどう見えるかをいつも気にして、他人から認めてもらわないと不安で仕方がないという人もいます。そういう人はSNSで「いいね」と言ってもらうことで、自分にイエスを出し、自己肯定感を高めているのだと思います。

 SNSのアプリを創り出した人は、そうした心の仕組みを知っていたのでしょう。もちろん、最初は善意の発明だったのだと思います。世の中が忙しくなり、人間関係が希薄になった時代に、もっと人々の交流が円滑になり、みんなが寂しさを感じないですむようにしたいと考えたはずです。

 ところが、いまの競争社会では人が人をジャッジすることが増えていますから、SNSを使ってより多くの人の賛成を得て、それを糧に前に進む力を得ようという人たちも現れてきました。それはそれで間違いではないと思います。

 ただ、よい行いや前向きな欲望がSNSで承認されている間はいいのですが、次第に表現が過剰になり、エゴを強め、ただの自慢のようなものも増えてきているのかもしれません。それで不愉快に感じたり、自分と比較してコンプレックスを感じる人が出てくるのでしょう。世の中にはガス抜きも必要ですし、他愛のないコミュニケーションをしているうちは、SNSにも効用があるでしょう。でも、それが社会の空気を汚すようになるのはよくありません。

 SNSに心を支配されないためには、他人の言動に左右されない自分を持つことが大切です。ヒマラヤシッダー瞑想によって自分の内側を磨けば、人の幸せを見てコンプレックスや妬みを感じることもなく、むしろ尊ぶことができるようになります。ヒマラヤ秘教の深い真理を悟り、正しい道を歩めば、すべてのつながりが肯定的に感じられ、自分の肥やしになるということが解ってくるはずです。

■プロフィール
ヨグマタ相川圭子(Yogmata Keiko Aikawa)
10代でヨガと出会い、長年指導を続ける日本のヨガの草分け的存在。1984年、テレビの仕事を通じて大聖者パイロットババジと出会い、ヒマラヤの秘境で修行に入る。女性で史上初めて「最終段階のサマディ(究極の悟り)」に達し、公開サマディを16年間で18回行う。最高指導者の称号「マハ・マンダレシュワル(大僧正)」を授かる。インド政府公認のシッダーマスター(ヒマラヤ大聖者)となる。2016年、17年にはニューヨークの国連本部に招かれ、平和のためのスピーチを行う。世界各地を巡り、ヒマラヤシッダー瞑想の指導やチャリティ活動に取り組む。『幸福への扉』(光文社)、『未来をつくる成功法則』(大和書房)など著書は40冊以上。

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(c)marie claire style/text: Yogmata Keiko Aikawa