【2月19日 marie claire style】2018年に彗星のごとく現れたファッションモデルKōki,。当時、15歳とは思えない圧倒的な存在感とオーラで、世間にその名を轟かせた。「ブルガリ」をはじめとするラグジュアリーブランドで最年少アンバサダーを務めるだけでなく、国内外のファッション誌で表紙を飾り、パリでランウェイデビューを果たすなど、わずか2年たらずにして目覚ましい活躍を見せている。まさに、ファッション界における"次世代ミューズ"の筆頭と言えるだろう。

 それだけに、話題性の高さは日本国内に留まることなく、Kōki,はすでにアジアでも注目の的。今回は、『marie claire』 中国版のシューティングとインタビューに挑んだ。5歳の時からモデルに憧れていたというが、夢を一つ一つ現実へと変えていく強さが彼女の武器でもある。

「モデルになることは、人生で最大の挑戦。それでも、この挑戦を乗り越えたことでより自分自身を知ることができ、自信へと繫がりました。いかなる時も誘惑に負けない心と、前に進む勇気を持っていれば、どんな最悪な場面でも怖くはありません」と内に秘めた決意を語る。 

 木村拓哉と工藤静香という時代を作ったスターを両親に持つがゆえに、好奇の目にさらされることもあるが、それでも、彼女は自らの進むべき道に迷うことはない。それを支えているのは、初仕事の時に母親から掛けられた言葉。「緊張する暇があったら、やるべきことをする」。いまでは、その一言が彼女にとって座右の銘となっているのだという。

 2月に17歳となったばかりのKōki,だが、年齢以上にさまざまな経験をし、多くの人が味わうことのない景色を見ている。当然、その裏には計り知れないプレッシャーや不安もあるはずだが、そんな姿を見せないのは、年齢離れした信念があるからこそ。

「他人は他人、私は私、他人と比べるのでなく、自分自身を信じる勇気を持つことが大事。そして、自分の短所も長所も認識したうえで、勇気を持って前へ進むべきだと思っています。社会の固定観念や先入観に合わせるために、本当の自分でいることを諦めたくはないですから」

 周囲の評価やSNSでの過度な承認欲求などに縛られがちな現代において、彼女のまっすぐな生き方は私たちの背中を押してくれる。自分の心に正直なKōki,は、モデルとしてだけでなく、自身が持つ才能を惜しげもなく発揮。現在は、得意のピアノとフルートを生かし、作曲家としての活動も始めた。昨年、歌手の三浦大知に提供した楽曲「片隅」は、日本レコード大賞で優秀作品賞を受賞。作曲家としての将来も期待されている。

「常に自分の100%、いえ、120%の力を出していきたい!」と意欲を見せるKōki,。英語とフランス語を流暢に操ることができるだけに、2020年も世界を舞台にさらなる高みを目指していく姿が目に浮かぶ。溢れんばかりのエネルギーが放たれた時、彼女にしか描けない新たな未来を切り開いてくれるはずだ。

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(c)marie claire style/cover production director: MIX WEI/photo: YU CONG/styling: PUNKCHERRY/producer: WEI PU LUO/make up: JIAN GAO/hair: WEN ZHI 〈THE FUR〉/assistants: XUE LIU; XIUYI DUAN/location: AD STUDIO/Special Interview: production director: MIX WEI / photo: YU CONG / styling: PUNKCHERRY/text editor & interview: CHICO CHAN / text: LU XU, Masami Shimura/producer: WEI PU LUO / make up: JIAN GAO / hair: WEN ZHI 〈THE FUR〉/assistants: XUE LIU; XIUYI DUAN / location: AD STUDIO