【10月29日 Parismodes.tv】ヨランダ・ゾベル(Yolanda Zobel)が手掛ける「クレージュ(Courreges)」が仏パリで新作を発表した。

 パリのサン・マルタン運河(Canal Saint-Martin)沿いで発表されたゾベルによる3度目のコレクションは、二つの素材をフィーチャーし、ブランドの責任ある持続可能なファッションを強調した。

 藻をベースにした新ビニール素材を使い、プラスチックの使用をこれまでの10分の1に低減したほか、ブラジルのNGOのInstituo-eと提携し、食用後、これまで捨てられていた淡水魚プラルクの皮を再利用した。

 かぎ針編みのニットのトップス、パンツ、ショーツの下部には「パリ」の刺しゅうが。ジャケットとブルゾンはいつもながら秀逸。トレンチコートには皮と鱗のディテールが施されている。「クレージュ」のロゴは白黒のチェックプリントに組み込んだ。

 グラフィックなカットアウトの60年代風ドレスとミニスカートは白と対照的な明るい色調を使用。メンズはタイトなトップスとフレアパンツで近未来的なカウボーイルック。

 大きくカラフルなプラットフォームシューズや帽子、アクセサリーにも注目。運河沿いの見事なステージングは観客を巻き込み、アーティストのラファウンダ(Lafawndah)がボートに乗って登場してアカペラで熱唱した。(c)Parismodes.tv