【9月26日 marie claire style】昨年12月、そのスタイリッシュでカルチュラルな世界観を堪能できるこだわりの旗艦店を銀座にオープンし、注目を集めた「トリーバーチ」。カルチャーとファッションが相乗効果で急速に発展していった1960年代、70年代からインスピレーションを受け、現代的な解釈を加えたスタイルは、エフォートレスながらレディの風格が漂う。デザイナーのトリー・バーチは、2004年、マンハッタンに小さなブティックをオープンし、グローバルなブランドにまで成長させただけでなく、09年にはアメリカの女性の権利や企業を支援するトリーバーチ財団を立ち上げるなど、影響力は計り知れない。聡明でありながら、チャーミングな一面も持つ彼女の魅力に迫った。

「ブランドを立ち上げた当初からグローバルなライフスタイルブランドにしようと考えていたの。その時はどれだけ大変なことが待っているか想像もつかなかったけれど、とにかくやってみようと行動に移しました」。女性たちに手の届きやすい価格帯でありながら、ラグジュアリーで洗練されたアイテムたちは、瞬く間に人気を獲得していく。「人々に何かを還元していくこと、それがブランドの目標となっています。アメリカというルーツにも誇りを持っていますが、私、そしてブランドのチームをインスパイアするのは、あらゆる背景を持つ女性たち。どんな肌の色をしていても女性はみな美しいと私は信じていますし、壁や境界線は作りたくないんです」

 そんな強い信念を持つ彼女を支持するのは、同じように強いアイデンティティを持ち、ファッションを自分らしく楽しむ女性たちである。「『トリーバーチ』のカスタマーはエイジレスだと言えますね。年齢にとらわれることなく、とてもアクティブ。私たちを取り巻く社会や、世界情勢にも敏感でありながら、ファッションを愛している女性です。このブランドがグローバルに共感を呼んでいるのは、私があらゆる女性たちから刺激を受けているからだと思います」。ブランドの成功の背景を語りながら、時折見せる微笑みがとても魅力的な女性だ。最後に日本の印象を教えてもらった。アメリカ国外で出店したのは実は日本が初めて。人も文化も建築もテキスタイルも、魅力を挙げだしたらきりがないほど、日本が大好き!」

インスタグラムでの動画配信など常に新しいことに取り組み、私たちにワクワクを届けてくれるトリー・バーチ。その行動力、ポジティブなパワーは周りを巻き込んで、さらに大きなムーブメントになっていきそうだ。

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(c)marie claire style