【7月24日 Parismodes.tv】仏パリで19/20年秋冬パリ・オートクチュールコレクションが開催され、「ズハイル・ムラド(ZUHAIR MURAD)」が新作を発表した。デザイナーのズハイル・ムラド(Zuhair Murad)にインタビューした。

 ボヘミアンがシックに出会う、70年代のマラケシュへ。香辛料の色がゴールドディスコに加わる――。 有名なオリエンタルなじゅうたんやその色合いに着想を得たコレクションは、刺しゅうとカラフルなクリスタルをパッチワークのようにドレスに散りばめた。

 顧客からの需要が高いショートドレスやジャンプスーツは、ピンクや紫、オレンジなどの暖かい色調。羽根がサイドに点在し、ラバリエールの結び目は真珠で刺しゅうされている。

 シースドレスは、袖が長い中世風で、背中でケープに変わる。シルクチュールやクレープ、シフォン、 ガザル 、シルクベルベットといった素材が、新しいクチュールの軽さと官能性を引き立てる。

 ベールと光沢感のあるクリスタルで装飾したアイボリーのウェディングドレスもクリスタルとスパンコールで覆われている。ターバンが少女たちををさらに崇高にしてくれる。(c)Parismodes.tv