【6月17日 marie claire style】マカオといえばカジノ。そう思っている方が多いのではないでしょうか? 実は、私もそう思っていました。けれど、改めてマカオに行ってみると、そこはかつての私の想像を超えたラグジュアリーで洗練された文化都市になっていました。

 そんな"ニューマカオ"のアイコンといわれるホテル、「モーフィアス」は、故ザハ・ハディド氏による設計。28,000トンの構造用鋼鉄と、48,000㎡のガラスなどを用いた外骨格鉄骨構造による高層建築は、世界初の、まさに芸術と呼べる自由造形。高さ35mのアトリウムロビーには、外光が注ぎ込まれて不可思議な魅力を醸し出し、行き交うエレベーターが近未来的なテイストを添え、息をのむほどのインパクトがあります。

 ヴィラを含むゲストルーム、スイートは、全770室。モダンでいてラグジュアリーなインテリアは、使いやすくて快適。フレッテとミュールドルファーのベッドリネン、マディソンコレクションのバスリネン、エルメスのアメニティ、アレッシィの食器など、世界の最高級ブランドの数々が、私たちゲストをもてなしてくれます。ホテル内に2つあるレストランは、アラン・デュカスによるモダンフレンチと、洗練されたモダンチャイニーズ。ミックスカルチャーによる、ユニークな食体験が味わえます。

 ホテルのある統合型リゾート「シティ・オブ・ドリームス マカオ」では、広大なショッピングエリアの他、2000人を収容するシアターがあり、話題の『ザ ・ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター』のショーを楽しむことができます。シルク・ドゥ・ソレイユの舞台美術監督で知られるフランコ・ドラゴーヌ氏が手がけたスペクタクルなショーは、世界25カ国から集結したダンサーとミュージシャン、曲芸師など、総勢80名のパフォーマーによるもの。演者達のすぐれたワザと、ウォータージェットやプロジェクションマッピングによる演出の共演は、そのスケール感、芸術性の高さにおいて、世界トップクラス! これを見る、という目的でここへ来るのもいいかもしれません。ホテル内には、国際的アーティストのKAWSやジャン=ミシェル・オトニエル、ティーロ・ハインツマンらのコンテンポラリーアートもあります。

 そして、新たにオープンした「モーフィアス スパ」へ。フロア全体に漂うアロマの香りに早くも癒されつつ、カウンセリング。そして、スノーガーデンと称される空間へ。ひんやりとした神聖な空気に包まれ、毛羽立っていた心身が、すーっとクールダウンされていくような心地良さです。トリートメントルームでは、花びらを浮かべたフットバスで足元を温めたのち、セラピストの手技へ。一人一人の体調や肌の様子、ニーズを考慮したカスタムメイドのようなトリートメントを受けることができるのがここの特徴です。やっぱりエイジングによる悩みが気になる私は、モナコ発のスパブランド「MARGY’S MONTE CARLO」による、特別なマスク、プラチナム マスク トリートメントをオーダー。プラチナ製の、ちょっと鉄仮面みたいなマスクを顔に乗せ、微弱電流マイクロカレントを通すことで、肌を深部から活性化。シワやたるみ、くすみなど、あらゆるエイジングサインにアプローチします。

 視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚による「五感」をゆうに超え、肌感覚や美的感覚、魂を震わす感動や驚きなど、すべてにおいてハイエンドな体験をもたらしてくれる「モーフィアス」。日本からこんな近くの距離に、こんなにラグジュアリーな世界があったなんて!?
"ニューマカオ"という芸術に触れた余韻は、帰国した今も静かに、私の中に息づいています。

■施設概要
・シティ・オブ・ドリームス
Estrada do Istmo, Cotai, Macau, China

■関連情報
・シティ・オブ・ドリームス 公式 HP:http://www.cityofdreamsmacau.com
倉田真由美のBeauty Life アーカイブはこちら
(c)marie claire style/photos & text: Mayumi Kurata