【5月30日 marie claire style】1996年、英国のノーサンプトン生まれ。幼少の頃より役者を目指していた。2011年、米国HBOのテレビドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』で女優デビュー、サンサ・スターク役をシーズン1から演じ、注目される。世界のファッションアイコン、ソフィー・ターナーの素顔に迫る。

 ついにフィナーレを迎えた最強のテレビシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』では、過酷な運命と対峙するプリンセス。それに続いて、多くのファンが待ち焦がれる話題の大作『X-MEN:ダーク・フェニックス』では、主人公のスーパーヒーロー。今年で23歳を迎えた英国女優ソフィー・ターナーは間違いなく、いま世界が注目する若手スターのひとりだ。

「この映画は本当に大変だったの。ダーク・フェニックスは、ジーン・グレイのいわばダーク・サイド。つまり私はヴィランとヒーロー、対照的なふたりを演じなければいけなかったからよ。それに、ふたりはもとをただせば同じ女性なのだから、これまでになくチャレンジングだった」

 2000年から始まった『X-MEN』シリーズ。突然変異のミュータントであるスーパーヒーローたちが集まったチーム、X- MENの活躍と苦悩を描くシリーズはすでに11本が作られ、その12本目の本作では初めて、女性が主人公になっている。強力なサイコキネシスとテレパシー能力をもつジーン・グレイが、ある事件をきっけに暴走し、もうひとつの人格ダーク・フェニックスが覚醒するのだ。

「ジーンを演じるのは『X-MEN:アポカリプス』に続いて2度目。前回は出番も少なかったし、同世代の役者がたくさん出演していたこともあって、楽しかったという印象しかない。ところが今回は主人公なのだから、一番驚いたのは私自身よ。監督のサイモン・キンバーグが私を信頼してくれて、こういう難しいキャラクターを演じるチャンスをくれたんだわ。彼の期待に応えるのは当然だし、もちろんシリーズファンも喜ばせたい。でも、私が絶対に裏切りたくないと思っているのは、ジーン・グレイ/ダーク・フェニックスというキャラクター自身。なぜなら、現代を表現しているようなリアルで魅力的なキャラクターだから。彼女をきっちり演じることができれば、多くの女性たちが共感してくれると思うの」

「現代的」なのは、この二面性をもつヒロインを精神的な病を抱えるリアルな存在として描いているところ。自分をコントロールできなくなった彼女によって、X-MENという"家族"が崩壊してしまうというのだ。

「これは家族のドラマであると同時に女性のドラマでもある。女性たちが物語を牽引する、もっともパワフルな役割を演じているの。男性の言うことを聞くような女性はひとりも出てこないし、女性たちが本当に素晴らしいの。共演しているジェニファー(・ローレンス)は、「これはもう『X-MEN』じゃなく『X-WOMEN』」と言っていたけど、この意見には全面的に大賛成だわ。確かにスーパーヒーロー映画だとはいえ、女性のエンパワーメントが叫ばれているいま、とても意味のある深い映画になっているの。そんな映画のヒロインを演じられたのだから、とても誇らしいのよ」

 幼い頃から女優を目指していたというソフィー。デビュー作であるテレビシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』がスタートした当初はまだ15歳で、美少女という言葉がふさわしかったが、『X-MEN:ダーク・フェニックス』では美しく成長した姿を見せ、主役を務めるまでになった。着実にキャリアを重ねているのだ。

「そう、私はとてもラッキーだと思う。でも、そういう変化はスペシャルなものではなく、自分にとってはとても自然だったの。昔と比べてどうかと、みんなによく聞かれることなんだけど、まだその変化を上手く言葉にできないの。いまだに自分がどんな人間なのか、自己分析中だからでしょうね。その結果が出たら、ちゃんと答えをお伝えできるんじゃないかしら」

■映画情報
『X-MEN:ダーク・フェニックス』
6/21(金)より全国ロードショー
配給: 20世紀フォックス映画

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(c)marie claire style