【10月17日 Parismodes.tv】仏パリで9月24日から10月2日まで、19年春夏パリコレクションが開催され、2日には、カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が手掛ける「シャネル(Chanel)」が新作を発表した。

 刺しゅう工房「メゾン・ルサージュ(MAISON LESAGE)」のアーティスティック・ディレクター、ユベール・バレール(Hubert Barrère)、モデルのパク・スジュ(Soo-Joo Park)、女優のマチルド・ワーニエ(Mathilde Warnier)、DJのキディ・スマイル(Kiddy Smile)、フレンチ・シックの代名詞でもあるイネス・ド・ラ・フレサンジュ(Ines de la Fressange)がインタビューに応じた。

 カールが幼少期に休暇を過ごしたという独ジルト(Sylt)島のビーチがショーのセットとして、仏パリのグラン・パレ(Grand Palais)のガラス屋根の下に再現された。モデルたちがビーチに舞い降り、裸足で青い海と細かい砂の上をさっそうと歩く。

 コレクションは、夏、太陽、日焼け止めクリームを彷彿させる。多くのスーツやサイドスリットスカートを提案。短い下着が時々、見え隠れする。ジャケットは短く、シルエットは砂のような輝きと明るいシルバーで装飾。シャネルのロゴは、ベルトやキャップ、ストローハット、イヤリング、カフス、ミュールなどのアクセサリーに施された。

 カラーは柔らかく、パステル調で構成されているが、時折、太陽の黄色のような明るいタッチも登場。シルエットの一部のライニングには、抽象的なパターンの装飾も。ビーチで過ごした夏を思わせる、パラソルのモチーフやストライプは、小さめのストラップドレスに採用。全体にネイビーブルーのレースがアクセントになった。サイクリング用のショートパンツのスポーティなタッチも見逃せない。カラフルな水着で「ココビーチ」を思い存分、楽しめる。

 キルティングのシャネルバッグは、ストラップ付きで、それぞれの肩に掛け、2つで1セット。シェルバッグやバルーンバッグ、パールハンドルのPVCバッグ、多数のビーチサンダルにも注目だ。

 フロントローには、米歌手のファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、カロリーヌ・ド・メグレ(Caroline de Maigret)、女優のパメラ・アンダーソン(Pamela Anderson)、仏歌手・女優のヴァネッサ・パラディ(Vanessa Paradis)、イネス・ド・ラ・フレサンジュ(Ines de la Fressange)らが着席した。(c)Parismodes.tv