数年前、ロンドン郊外で撮影中のアンジェリーナ・ジョリー主演『マレフィセント』の撮影を見に行った時に、当時14歳だった彼女に会った。オーロラ姫を演じる当時の彼女は中学生子役そのもの。それから身長が20cm近くも伸び、たった4年間で女優として驚くべき成長を遂げた。

「幼いころから演技を始めたから、ゆっくりと自然に方向性が決まった。幸運にも素晴らしい監督と仕事ができ、今では自分で役が選べるような機会に恵まれた。個人的にはライバルと競争しているという風には感じない。役を選ぶのは楽しいし、誰かを負かそうという風に考えたことはない。どんな世界でも競争はあると思う。モデルの世界やハリウッドは、それが極端だと思われがち。個人的な容姿について直接的に評価されるわけだから、過酷な世界に映ると思う。でも私は今のところ悪い経験はしていないわ」

 18歳とはいえ、女優としてのキャリアは意外に長い。姉のダコタ・ファニングとともにショーン・ペン(Sean Pen)主演の『アイ・アム・サム』でスクリーンデビューを飾ったのはなんと2歳。幼い時から主役にたびたび抜擢されるようになる。

「子供のころ、映画の撮影に行くのは、友達がサッカーの練習に行くのと同じように感じていた。楽しい放課後の課外活動みたいなもの。もし映画の仕事に支配され、仕事が自分のすべてになったらおしまいね。ジェシーみたいになってしまうから」

 現在も両親と祖母と同居中。特におばあちゃんとは大の仲良しで、大好きなマリリン・モンロー(Marilyn Monroe)の遺品オークションに一緒に足を運んだ。そしてモンローが所有していたフェイス・パウダーとクリームをゲットしたという。

「一人で行くには幼すぎたから、祖母に連れて行ってもらったの。一番安い品を手に入れたのよ。ハロウィンのような意気込みで、仮装して行った。子供がモンローの恰好をしてオークションに来ているので、皆に不思議がられたわ(笑)。7歳の時、年齢にふさわしくない映画だったけれど『七年目の浮気』を見て彼女の大ファンになったの。彼女の自然さがとても好きになった。写真の彼女を見ると、落ち込んでいる時は落ち込んでいる様子だし、目を見ただけで複雑な感情が感じられたから」

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(c)marie claire style/text:Yuko Takano