【12月15日 marie claire style】「自然の美しさに近づきたいと思っているから、年を取ることも恐れてないわ」 豊満な肉体を、黒いアライアのぴったりフィットしたドレスに包んだモニカ・ベルッチ(Monica Bellucci)は、まっすぐにこちらをみて話している。モデルだったモニカが、20代半ばで女優として映画デビューをした頃からの知り合いだが、その当時から髪の色もそのままだし、情感豊かなその眼差しも変わっていない。とはいえもちろん、現在の彼女は、若い頃のしなやかな肢体ではなく、豊かなボディーになっていて、みるからに優艶な魅力を振り撒いている。

 東京国立博物館・表慶館での「カルティエ(Cartier)」の新作ハイジュエリー「カルティエ マジシャン」のイベントのスペシャル・ゲストとして来日したモニカに、その展示会場で会った。ガラスケースの中には、驚くばかりの大粒のダイヤモンドやエメラルドのジュエリーが並んでいて、イタリア出身でヨーロッパでは「イタリアの宝石」といわれている美貌のモニカには、どれも似合いそうだ。

『007 スペクター』では、ボンド役のダニエル・クレイグ(Daniel Craig)を相手に、これまでで最高齢の51歳のボンドガールを演じて話題になったが、どうやら自然に年を取ることを恐れていない彼女は、自分の年齢にはあまりこだわっていないようだ。つい最近もフランスでもっとも有名な写真週刊誌『パリ・マッチ』で、その艶やかな全裸姿を惜しげもなくカメラに晒していた。

「美がなかったら、人生は存在しないと思っているのよ。こうしたダイヤモンドの一粒一粒にもマジックのような光が秘められているし、みているだけで、しあわせに感じられるでしょう?」

 そしてまた、こうも付け足す。「人と人とのつながりも、美しいものにしようと思えば、できると思うの。私には6歳と12歳の娘がいるけど、ユングの教えのように、柔軟な思考をもつことで、美に到達できると私は信じているし、そうしたことを教えていきたい」

 イタリアのウンブリア州で生まれたモニカは、ペルージャ大学在学中にモデルを始め、その後パリでモデルや女優として活躍するようになる。フランスを代表する国際的俳優ヴァンサン・カッセル(Vincent Cassel)と出会いパリで結婚。2児をもうけたが、3年前に離婚している。

「東京にきたばかりなのに、明日にはもう帰るの。ロンドン映画祭で、私の出ているエミール・クストリッツァ監督の『On the Milky Road(原題)』が上映されるから」

 50代になっても、そしてこれからも、世界中を虜にしていきそうだ。
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(c)marie claire style/text: Kasumiko Murakami