【7月22日 MODE PRESS WATCH】日本最大級の水族館「横浜・八景島シーパラダイス」に25日、話題の「深海生物」に特化した新展示エリア「未知なる海底谷 深海リウム」が新しく誕生する。

 様々な国からやってくる貨物船や巨大なタンカーが、所狭しと行き交う海の玄関、東京湾には、水深500メートル以深、長さにして40キロメートルにも及ぶ巨大な秘境が存在する。それが、「東京海底谷」(とうきょうかいていこく)と呼ばれるエリアだ。

 一般的には栄養が少なく貧しいはずの深海だが、東京海底谷は希少深海生物の宝庫で、荒川や多摩川などの河川から運ばれる豊富な栄養分が流れ込んでいる。その特異な環境が、世界的に類を見ない豊かな生物相をつくりあげているのだ。

 「未知なる海底谷 深海リウム」では、地球上で70%を占める海の中で、200メートルよりも深い海域、深海に棲む生きものたちが主役だ。

 シーパラダイスでは、水族館「アクアミュージアム」にある既存の深海生物の展示を一新し、都市型の深海「東京海底谷」に生息する深海生物を中心とした生態や姿かたちの変わった約40種250点の深海生物を集め、アクアミュージアム5階に「未知なる海底谷 深海リウム」を新設した。

 同エリアではイガグリガニやコツノガニなどを展示した「小型甲殻類の宝庫」」や、オオグソクムシやヌタウナギを展示した「海底に潜む掃除屋」などの展示が常時楽しめることとなった。

■水族館概要
・横浜・八景島シーパラダイス
神奈川県横浜市金沢区八景島
Tel:045-788-8888

■関連情報
・横浜・八景島シーパラダイス 公式HP:http://www.seaparadise.co.jp/
(c)MODE PRESS