【9月25日 MODE PRESS】メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)が10月10日、新しいフレグランスを発売する。UNTITLEDシリーズに続く第2弾目「レプリカ」コレクションは、「フラワー マーケット:“Flower Market” Paris, 2011」「ビーチ ウォーク:“Beach Walk” Calvi, 1972」「ファンフェア イヴニング:“Funfair Evening” Santa Monica, 1994」の3種類の香りが並ぶ。調香師ジャック・キャバリエ氏とマリー・サラマーニュ氏は、普遍的かつ、全ての人の記憶を呼び覚ますような香りに仕上げた。

 「『レプリカ』のコンセプトは時代を超えた普遍性にあり、ガーメントのリフレクションを表現するだけでなく、オリジナルのアイデアが永遠に存在する事を意味しています。それは、かつてのガーメントが時代を経てもなおモダンであり続けることです。このコンセプトをフレグランスでも表現したく、思い出の香りを甦らせたいのです」
メゾン マルタン マルジェラ

・フラワー マーケット:“Flower Market” Paris, 2011
 摘みたての花々や緑、水が溢れんばかりのバケツや花瓶が拡げられているフラワーマーケットのデリケートな香りを再現。茎を切ったばかりのフレッシュな緑の香りが、官能的なフローラルノートを表現しています。透明感のあるフリージアと潤ったグラース産のバラの花びらを、クリーミーな香りのサンバック・ジャスミンとチューベローズが包み込む。
「それはブーケのような香り」(ジャック・キャバリエ氏)

・ビーチ ウォーク:“Beach Walk” Calvi, 1972
 海辺の散歩。砂浜に吸込まれていく足。そして、さっと肌をかする波。空高くからビーチを包み込む太陽。「ビーチ ウォーク」は真夏のビーチを思い起こさせる。波のしぶきのようにフレッシュなベルガモット、レモン、ピンク ペッパーの香りが瞬時に混ざり、輝くようで官能的なイラン・イランの香りが続く。そこに、やみつきになりそうなココナッツ・ミルク、ムスク、 ヘリオトロープが包み込む。
「それぞれの香りが混ざり合うことで、全てを受け入れてくれる母親の優しさのようなノートが作り出されました」(ジャック・キャバリエ氏)

・ファンフェア イヴニング:“Funfair Evening” Santa Monica, 1994
 温もりのある夜の風にのって聞こえる笑い声や楽しそうな音。カラフルなネオンの明かりに打ち消される夜。甘いキャンディのような香りがその場の空気を満たす。最初の深呼吸でファンフェアの雰囲気を感じさせてくれる。ソフトで包み込むようなスイーツの香り。アップルとスターアニスのノートがキャラメルとオレンジ・ブロッサムに加わり、マシュマロのような香りを作り上げる。
「お互いが圧倒されないように楽しめる香り。甘い香りのノートには、コントラストが必要なのです。ここでは、ムスクやアンバーのような香りと安らぎを与えるほろ苦いプチグレンがコントラストを作り上げています」(ジャック・キャバリエ氏)

製品情報:‘Replica’ Eau de Toilette (100ml) 価格: 各1万500円
10月10日より、メゾン マルタン マルジェラ直営店全店舗、およびDover Street Market Ginzaにて発売予定。また10月10日~1週間、Dover Street Market Ginza 1階エントランスにて、レプリカのフレグランス・ローンチを記念して、メゾン マルタン マルジェラのインスタレーションを行う。(c)MODE PRESS