【9月10日 AFP】米歌手レディー・ガガ(Lady Gaga)さんが2010年のMTVミュージック・ビデオ・アワード(MTV Video Music Awards)の授賞式で着用し物議を醸した「生肉ドレス」が、7日から米ワシントンD.C.(Washington D.C.)の米国立女性芸術美術館(National Museum of Women in the Arts)で始まった企画展「Women Who Rock; Vision, Passion, Power(ロックする女性たち:その情熱、パワー)」で公開されている。

 本物の生の肉を用いたドレスは、現在もガガさんが所有。長期保存のため剥製技術の専門家が化学薬品処理が施した上で、「生肉」らしさを際立たせるため赤く着色されている。

 女性ミュージシャンに焦点を当てた同企画展では、ガガさんが生まれて初めて和音を弾いたというピアノや、黒人ジャズシンガーのビリー・ホリデイ(Billie Holiday)が着用したキツネの毛皮、ロック歌手パティ・スミス(Patti Smith)のブーツなど、1920年から現代まで70人の女性ミュージシャンにまつわる約250点を展示。会期は2013年1月6日までで、その後ネブラスカ(Nebraska)州オマハ(Omaha)、ワシントン(Washington)州シアトル(Seattle)、アリゾナ(Arizona)州フェニックス(Phoenix)を巡回する。(c)AFP