【8月23日 AFP】(一部更新)米経済誌「フォーブス(Forbes)」が22日に発表した「世界で最も影響力のある女性100人」の1位に、前年に引き続きドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相が選ばれた。欧州連合(EU)の経済危機の解決に向けて積極的に取り組む姿が評価された。

 2位には米国のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)国務長官、3位にはブラジルのジルマ・ルセフ(Dilma Rousseff)大統領が続いた。2010年に1位だった米国のミシェル・オバマ(Michelle Obama)大統領夫人は7位だった。

 フォーブスの「世界で最も影響力のある女性100人」は、資産規模、メディア露出の多さ、全体的な影響力などから順位付けしている。今年の100人は計28か国から、政財界、メディア関係者、芸能界、非営利団体など多彩な分野で活躍する女性が選出された。最高経営責任者(CEO)も25人含まれている。

 今年初めてランク入りしたのは16人で、米歌手ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)さんや、前年就任した米ヒューレット・パッカード(Hewlett-PackardHP)のメグ・ホイットマン(Meg Whitman)CEO、7月に起用された直後に妊娠が発覚して話題をさらった米ヤフー(Yahoo!)のマリッサ・メイヤー(Marissa Mayer)CEOなど。

 100人の平均年齢は55歳で、最年少は14位に付けた米歌手レディー・ガガ(Lady Gaga)の26歳、最年長は26位と振るわなかった英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の86歳だった。

 全リストはフォーブス誌のウェブサイト「www.forbes.com/power-women」に掲載されている。(c)AFP