■よりエクストリームな未来へ

 インタビューの中でMIYAVIは「結局は人なんで」と何度も口にした。彼の中にボーダーはない。それは、ロックスターと父親、ミュージシャンと俳優、日本と世界、そんなあらゆる垣根を乗りこえてきたMIYAVIならではの説得力なのだろう。

「俺達の子供たちの時代は、もっともっとエクストリームになると思う。テクノロジーのおかげで、自分の中のキャパシティーをもっと自由に使えるようになっている。だからたとえば医者になりたい、アイススケートの選手になりたい、空手の選手になりたい、といった夢をどれも叶えられる時代になってくるんじゃないかな」

MIYAVI「Fire Bird」(初回限定版)〔CD+DVD+ブックレット〕2016年8月31日発売

■ニューアルバムに込めた想い

 8月31日にリリースされたニューアルバム「Fire Bird」には表題曲をはじめ、配信シングルとして発表された「Afraid To Be Cool」「Raise Me Up」など10曲を収録する。さらに9月19日よりスタートする全国ツアー”NEW BEAT, NEW FUTURE”について「常に時代はビートと変化していくものだと思っているから」とそのタイトルの由来を語る。

 1年4か月ぶりに発表する新作では「自分は歌において、シンガーに比べると表現力にリミットを感じてしまう。そういう意味で俺は腐ってもギタリストなので、今回はギターで歌うということが大きなチャレンジだった」

 15歳のとき初めてギターを触った瞬間、オーディエンスの前で自分がプレイしている光景が見えたというMIYAVI。「今はもっと大勢の人たちの前で弾いているビジョンが見える」と自信をのぞかせる。

 さらに今後の夢は、まさにグローバルで愛に溢れた彼ならではのものだ。「何十年後かになるかもしれないけれど、教育につながることがしたいですね。アンジーみたいな人を間近で見ていると、何のために生きているのか?なんのためにそこに存在するのか?そういうことをすごく考えさせられます」

「腐ってもギタリスト」だというMIYAVI 。PHOTO BY MASAYOSHI SUKITA

 MIYAVIの熱い愛とビートは、これからも私たちを熱狂させるだろう。「今年の夏もまた新たな変革のときになると思う」。そう語る彼は、まさに火の鳥のように新たな神話を生み出そうとしている。この新時代のアイコンは、あらゆる意味で世界を揺さぶり続けるに違いない。

【アルバム概要】
・「Fire Bird」(初回限定版)〔CD+DVD+特典ブックレット〕発売中/5378円/Virgin Music/TYCT-69105
・I「Fire Bird」(通常版)〔CD〕発売中/3240円/Virgin Music/TYCT-60089

■関連情報
ロックギタリストMIYAVI、訪れた変革のとき【前編】
・MIYAVI 公式HP: http://myv382tokyo.com/

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