ポール・スミス、成功の鍵は「人生を謳歌する気持ち」
【12月9日 MODE PRESS】英ベテランデザイナーのポール・スミス(Paul Smith)は、現在73か国にブティックを構え、ファッション業界で華々しいキャリアを築いてきた。70年代から一貫している鮮やかな色合いのシャツで、男性たちに都会的なセクシーさを提案し続けてきた。
成功の秘訣(ひけつ)は?という質問を受けたポールは、謙遜してこう答えた。「私は運良くデザインもまあまあ、ビジネスもまあまあで、どちらもものすごく秀でているわけではありません…強いて言うなら人生を謳歌(おうか)する気持ちでしょうか、地に足をつけて、他の人のことは気にしない。嫉妬に燃える人があまりにも多いですからね」
「私は今でも[古くからのガールフレンドの]ポーリーン(Pauline)と一緒にいて、[ロンドン(London)本社ビルの]中の雰囲気も相変わらず良く、とても穏やかで、上司もいません。米ロサンゼルス(Los Angeles)のお店なんて、ビビッドピンクにしたんですよ。もし大企業に勤めていて、店をビビッドピンクに塗りたいなんて提案したら、会議を47回くらいやらなくてはいけないでしょうね。実際は、私が一言『ビビッドピンクにしようよ!』って言っただけです」
またポールは、ある時点でビッグチャンスをつかんだという意識はなく、ただあったのは「他の人の下で働きたくない」という思いだけだったと明かしている。
「初めてノッティンガム(Nottingham)のある店に勤めた時は、ショップアシスタントをしていました。ポーリーンに出会ったのはその時で、彼女から『あなたは素晴らしい発想をたくさん持っているし、エネルギーもあるんだから、自分の店を開いたらどう?』と言われました。彼女もデザイナーだったので、二人でフランスとロンドンの店で服を売り始めました。でもそれは生活していくための仕事であって、自分のライフスタイルとしては、誰かのためではなく自分のために働きたいという気持ちがありました。ビッグチャンスのようなものはなかったですね。オーガニックかつ緩やかな成長で、73か国にビジネスを広げるというような野心を抱いたこともありませんでした」(c)Bang Showbiz/MODE PRESS
