■政治的・経済的な困難があっても

 今回作品が展示されたデザイナーのうち、上海のマーシャ・マー(Masha Ma)はパリにもオフィスを構えている。またインドのマニッシュ・アローラ(Manish Arora)はパリで、またナイジェリアのリサ・フォラウィヨはミラノでそれぞれコレクションを発表している。

 展覧会のなかでドレスが展示されているロシアのデザイナー、アレクセイ・ソローキン(Alexey Sorokin)も、ニューヨークを訪れてバイヤーらと直接面会している。AFPの取材を受けたアレクセイは、同展覧会にピックアップされたことについて、「非常に良いPRになる」と喜んだ。

 若干驚きだったのは、キュレーターらが革命的な情勢に陥っているウクライナのキエフを選んだことだ。とりわけ、目覚ましい活動でキエフをファッション界の主要都市に押し上げたダリア・シャポワロワ(Daria Shapovalova)には賛辞を贈っている。

「革命やファブリック不足という事態にもかかわらず、ファッション業界の力強さは健在」とAFPに語ったキュレーターのエリア氏。「政治的・経済的な困難が山積していても、ファッションは存在可能なのです」(c)AFP