【2月14日 MODE PRESS】英ライフスタイルフレグランスメゾン「ジョー マローン ロンドン（Jo Malone London）」が14日、都内・英国大使館で4月に発売する新製品の発表会を開催した。これにあわせてブランドのキーパーンでライフスタイル ディレクターのデビー・ワイルド（Debbi Wild）が来日。08年の日本上陸から着実にファンを増やし、今春には渋谷に5店舗目となるショップをオープンする。日本市場で好調に売上を伸ばしている理由と秘訣について話を聞いた。
　
■デビー・ワイルド／「ジョー マローン」　ライフスタイル ディレクター

　「ジョー マローンの顧客は、自分自身や空間に人とは異なる香りを求めています。日本の女性も、 人と同じ香りでない、ユニークな香りを求めています。我々は、いくつかの香りを重ねる“フレグランス コンバイニング”によって、その人にぴったりな香りを探すことや楽しみ方を提案しています。

　ブランドが成功した最大の要因は口コミだと思います。広告費をかけずとも、ジョー マローンをまとっている人からその友達、そしてまたその友達へと確実に広がってきました。ブランドのことをよく知らなくても、友達の情報、ましてや香りは説得力があります。店舗のサービスも重要です。ショップのスタッフは、購入の有無に関わらず、お客様とコミュニケーションを取るなかでインテリアの話やライフスタイルをヒアリングします。その上で、その方が好む香りや新しい提案をしています。特に、日本やアジアのサービスは素晴らしい。良いサービスをすれば、お客様は戻ってきます。ロンドンではサービス向上のために厳しくトレーニングをしています。

　また、いまのような厳しい経済状況下では、人々は自分自身のケアをしようとします。これは、日本に限らないことです。そんな時、高価なバッグは買えないけれど、香水や口紅には手が届く。ラグジュアリー感があり気分を明るくしてくれる手頃なアイテムは、困難な時によりニーズが高まる傾向にあります」(c)MODE PRESS

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