国連軍司令官兼在韓米軍司令官のジェイビア・ブランソン氏=9月23日(c)news1
国連軍司令官兼在韓米軍司令官のジェイビア・ブランソン氏=9月23日(c)news1

【10月18日 KOREA WAVE】韓国与党「共に民主党」は、国連軍司令官兼在韓米軍司令官のジェイビア・ブランソン氏が韓国の領土主権を否定する発言をしたとして、発言の撤回と速やかな謝罪を求めた。

陸軍大将出身で国会国防委員会に所属するキム・ビョンジュ議員は17日、ブランソン司令官が米ワシントンで14日(現地時間)開かれた米シンクタンク「ゴールド国際戦略研究所」主催のセミナーで述べた内容をSNSで紹介した。

それによると、ブランソン司令官は「軍事境界線(MDL)を見ると、南北それぞれ2.5キロ離れた場所に鉄柵がある。韓国は南側の鉄柵から始まる」と発言した。

キム・ビョンジュ氏は「韓国の領土主権を正面から否定した発言だ」と批判。「休戦協定が国連軍司令部に与えた権限は、非武装地帯(DMZ)への立ち入り許可と民政に限られる。主権国家である韓国の領土主権まで判断する権限は、どこにもない」と強調した。

その上で「韓国の領土主権を侵害する、一線を越えた発言だ」とし、「ブランソン司令官は主権を侵害する発言を直ちに撤回し、韓国国民に謝罪すべきだ」と求めた。

国会国防委員長のチン・ソンジュン議員も16日午後、SNSで「ブランソン国連軍司令官の発言に衝撃を禁じ得ない」と表明。「分断の現実を考慮しても、わが国の主権が及ぶ範囲について深刻な誤解を招きかねない」と批判した。

さらに「非武装地帯に対する韓国の領土主権を、どのように認識しているのか問わざるを得ない」と述べた。

チン・ソンジュン氏によると、ブランソン司令官は「私が管理する任務を与えられた区域がある。その区域で、主権に関する考慮はどこに位置付けられるのか」とも発言したという。チン・ソンジュン氏は「韓国の主権を排除するという意味なのか、明確に答えるべきだ」と要求した。

また、「一体いつまで、わが国の軍事主権と領土主権を他国に委ねなければならないのか」と指摘。戦時・平時を問わず、韓国軍の作戦統制権を韓国自らが行使する方策を積極的に検討すべきだと訴えた。

韓国軍の将官を連合司令官に任命する以外に変化がないとして、将来の米韓連合司令部の創設計画についても、全面的に見直す必要があると主張した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News