韓国大統領府提供(c)news1
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【10月16日 KOREA WAVE】北朝鮮が、韓国軍が開発を進める極超音速滑空体(HGV)について、「極超音速で飛行できなかった可能性がある」と疑問を呈した。南北の極超音速兵器開発競争が続く中、韓国の技術力を低く評価し、自国の技術的優位を誇示する狙いとみられる。

北朝鮮ミサイル総局のチャン・チャンハ(張昌河)総局長は14日、韓国の極超音速滑空体への評価を尋ねた朝鮮中央通信記者の質問に、「非常に興味深い写真を私も見た」と述べた。

チャン・チャンハ氏は韓国軍が公開した写真に言及し、「飛行体が海に落下する直前、垂直に突っ込む写真を見ると、超高温を伴う極超音速の飛行環境を通過したとは信じられないほど、滑空体の表面に焦げ跡一つなく、塗装もきれいなままだ」と主張した。

さらに「極超音速滑空体の試験をしたことがない人は、機体表面に生じる変化が分からない。写真は、発表とは異なり、飛行体が極超音速で飛行できなかった可能性を示す証拠になり得る」と述べた。

「韓国が公開したこうした写真や不明確な発表内容は、多くの国防技術専門家にさまざまな疑念を抱かせるだろう」とも語った。

各国が極超音速兵器システムの開発に力を入れる理由を問われると、「そうした問題は私に聞かず、関心があるなら軍事技術雑誌を読む方がよい」と答えた。

韓国軍は8日、独自技術で研究開発中の極超音速滑空体の初の試験発射に成功した。滑空体は目標高度で推進体から分離し、計画された極超音速飛行を実施。低い高度へ降下し、上下左右に不規則に軌道を変えながら、指定された目標に正確に着弾した。

極超音速滑空体は、低い高度で上下左右に自在に軌道を変えて飛行できるため、追跡や迎撃が難しい特徴がある。

北朝鮮も9月20日、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記の視察の下、新型の極超音速短距離弾道ミサイル「火星11マ」を試験発射した。10月3日にも極超音速中距離戦略ミサイルを試験発射し、極超音速での攻撃能力の確保を急いでいる。

南北が相次いで開発成果を公開する中、北朝鮮は韓国軍の試験成果に疑問を投げかけ、自国の技術的優位を印象付けようとしているとみられる。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News