2026年愛知・名古屋アジア大会の男子サッカーで4連覇を達成し、4日午後に仁川国際空港へ帰国した韓国代表のイ・ギヒョク(c)news1
2026年愛知・名古屋アジア大会の男子サッカーで4連覇を達成し、4日午後に仁川国際空港へ帰国した韓国代表のイ・ギヒョク(c)news1

【10月05日 KOREA WAVE】2026年愛知・名古屋アジア大会で4大会連続の金メダルを獲得した韓国男子サッカー代表が、一部選手による兵役上の優遇措置をめぐる発言や行動で物議を醸している。韓国サッカー協会と、問題となったイ・ギヒョク、ヤン・ミンヒョク、パク・スンスの3選手が相次いで謝罪した。

韓国サッカー協会は4日、「4大会連続の金メダルという成果に喜びを抑えきれず、一部選手の軽率な言動やインタビューによって、多くの国民と現役軍人の皆さまを失望させ、傷つけたことを深くおわびする」と謝罪した。

さらに「選手たちは韓国の男性であれば特別な事情がない限り、誰もが負う兵役義務の重みを十分認識している。誤解を招く発言や行動で国民に不快な思いをさせたことを深く反省している」とした。

選手たちは金メダルによって得た優遇措置に感謝し、今後、芸術・体育要員に課される義務を誠実に果たすとしている。協会も今回の問題を受け、代表選手としての素養や倫理教育をさらに強化する方針を示した。

イ・ミンソン監督率いる韓国代表は3日、愛知県の豊田スタジアムで開かれた日本との男子サッカー決勝で1-0と勝利し、金メダルを獲得した。

2014年仁川、2018年ジャカルタ・パレンバン、2022年杭州大会に続き、アジア大会男子サッカー史上初となる4連覇を達成したが、その直後の一部選手の言動が批判を浴びた。

チーム最年長で主将を務めたイ・ギヒョクは試合後のテレビインタビューで「9日後に軍隊へ行くところだった。もう軍隊に行かなくていい」と、金メダルを手に喜びを表した。

ヤン・ミンヒョクは「メダルかトロフィーかは重要ではなかった。兵役免除という報酬があったので、それだけを見て試合をした」と発言。2007年生まれでチーム最年少のパク・スンスは、除隊時にかぶる帽子を着用して喜ぶ写真をSNSに投稿した。

こうした言動への批判を受け、3選手はいずれも謝罪した。

イ・ギヒョクは帰国後、空港で「発言の重みをもっと考えるべきだった。ただ、韓国代表という立場を決して軽く考えていたわけではない。兵役よりも代表として責任感を持っている」と説明し、「発言について選手全員が反省している」と謝罪した。

自身のSNSでも、主将として一つ一つの言葉に責任を持つべきだったとした上で、「一時の喜びと興奮から兵役上の優遇措置を受けたことに焦点を当てた発言や行動をし、国防の義務を果たしている方々やファンに失礼なことをした。本当に申し訳ない」とつづった。

ヤン・ミンヒョクもSNSで、代表として優勝と金メダルを目指して全力を尽くしたと説明。「兵役上の優遇措置は、より良い結果を出すためのさまざまな動機の一つだったという意味が誤って伝わった。意図にかかわらず多くの方を不快にさせ、代表選手として金メダルの意味を軽く考えているように見せたのは明らかに自分の過ちだ」と謝罪した。

問題となった写真をSNSから削除したパク・スンスも、決勝直後にファンから贈られた帽子をかぶったものの、その意味を深く考えていなかったと説明。「国防の義務を果たしている方々を嘲笑したり、その苦労を軽く考えたりする気持ちは全くなかった」とし、軽率な行動で不快な思いをした人々に謝罪した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News