【09月02日 KOREA WAVE】
国政介入事件で服役中のチェ・スンシル(崔順実)受刑者=2022年12月26日(c)news1
国政介入事件で服役中のチェ・スンシル(崔順実)受刑者=2022年12月26日(c)news1

韓国のパク・クネ(朴槿恵)政権下で起きた国政介入事件で服役中のチェ・スンシル(崔順実)=チェ・ソウォンに改名=受刑者を巡り、韓国政府が約5年前に肩代わりした病院治療費約3900万ウォン(約430万円)を回収しないまま放置していたことが分かった。韓国の国家財政法が定める金銭債権の消滅時効(5年)がすでに成立した可能性も指摘されており、法務省は急ぎ法的措置の検討に入った。

韓国の無所属議員、チャン・ギョンテ氏が法務省から提出を受けた資料によると、チェ・スンシル受刑者を収容していたソウル東部拘置所は2020年10月19日、同受刑者の外部医療施設での診療費約3927万ウォンを国の予算から立て替え払いした。チェ・スンシル受刑者が収監中に追徴金納付などを理由に支払えないと主張したため、国が一時的に負担したという。

拘置所側は同月28日にチェ・スンシル受刑者へ費用の納付を通知したものの、その後は督促などの回収手続きを取らず、現在まで放置されていた。国家財政法上、国の金銭債権は権利を行使しないまま5年が経過すると消滅するため、時効を中断・停止させる手続きが取られていなければ、求償権がすでに消滅した恐れがある。

問題の発覚を受け、法務省は「事実関係の確認に向けて管轄機関に調査を指示するとともに、拘置所側にも訴訟提起などの法的措置を講じるよう求めた」としている。

チェ・スンシル受刑者は2020年6月、職権乱用権利行使妨害などの罪で懲役18年、罰金200億ウォン、追徴金約63億ウォンの刑が確定。現在は健康上の理由により刑執行停止が認められ、一時釈放されている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News