ウクライナのゼレンスキー大統領=Xより(c)news1
ウクライナのゼレンスキー大統領=Xより(c)news1

【08月11日 KOREA WAVE】ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、ロシアに派兵された北朝鮮軍の規模が最大5万人に達する可能性があるとして、韓国に安全保障協力の拡大を求めた。

ゼレンスキー大統領はSNSのXで「北朝鮮人がロシア領内にたびたび現れている。当初は数百、数千人規模だったが、現在は3万~5万人の北朝鮮人をロシア領内に配置する決定が下された」と述べた。

さらに「彼らはこの戦争を学んでいる」と指摘。「北朝鮮が現代戦の経験を蓄積し、ロシアからライセンスを取得し、さまざまな軍事装備の供給を受け続けることは明らかだ」と語った。

ウクライナ政府が国内で北朝鮮製ミサイルを複数発見したとも明らかにしたが、場所は公表しなかった。

ゼレンスキー大統領は韓国に対し、ウクライナとのより緊密な協力を呼びかけた。

「われわれが不足している分野で韓国から支援を受けることを強く望んでいる。それは防空システムだ」と述べ、「ドローン分野の協力やその他の分野でも協力する用意がある」とした。

また、「韓国には憲法上の制約がある」としながらも、「われわれはこうした協力を期待しており、両国の外交官が意思疎通を続けている」と強調した。

ウクライナは最近、防空能力の不足により、主要都市へのロシアの空襲を防ぐことに苦戦している。ロシアはウクライナのパトリオット防空ミサイルの在庫不足を利用し、迎撃が難しい弾道ミサイルや極超音速ミサイルの発射を増やしている。

ウクライナ軍は、ロシアが一つの都市に対する大規模な同時多発攻撃によって防空網の無力化を狙っていると分析している。

北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記は、ロシアのプーチン大統領と2024年に平壌で首脳会談を開き、有事の際の軍事介入を盛り込んだ「包括的戦略パートナーシップ条約」を締結した。

その後、北朝鮮はロシア西部の要衝クルスク州に約1万4000人を派兵し、ウクライナとの戦闘に参加させたとみられている。

北朝鮮は戦争支援の見返りとしてロシアから外貨や原油などの経済支援を受ける一方、ドローン、電子戦、砲兵指揮など現代戦の戦術を実戦で学び、自国製兵器の性能を確認する機会も得ているとされる。

ゼレンスキー大統領は7月にも、ロシアが北朝鮮兵3万人の追加派兵を望み、ウクライナに隣接するロシア南西部の都市で受け入れ準備を進めていると主張していた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News